さらばストリートビュー。Appleの新しいマップとバーチャル3D飛行がやってくる
検索を別にして、これまでAppleとGoogleが最も強く結びついていたのは、Google MapsのApple製品への統合だった。今日(米国時間6/11)それが劇的に変わった。しかしこの発表がAppleにとって最も守られなかった秘密であったことは注目に値する。AppleはiOSで独自の地図サービスを提供し、ライバルGoogleと新たな局面を展開する。新しいマップアプリでは、iOSユーザーがGoogle Mapsベースで使っていた機能の事実上すべて(例外が1つ)、および音声道順案内やバーチャル飛行3Dマップなどの新機能が提供される。
Googleは全力を尽くしてGoogle Mapsを中心とした発表を先週に設定し、今日のAppleの発表に先んじた。そこではAndroid向けに驚愕の3Dマップを披露したが、いつその新機能が公開されるのるかは発表されなかった。いまやあれが単なるGoogleの防御行動であったことは明らかだ。当然彼らはAppleのモバイルOSにおける重要な立場を失いつつあることを知っていた。
Appleの3DマップはGoogleに劣らず美しい(しかもScott Forestallは同じようなサンフランシスコ上空飛行をデモに使った)。おそらくAppleは同種の技術を使い、飛行機から撮影した航空画像を最新アルゴリズムで3Dマップに変換しているものと考えられる。しかし、例によってAppleはこうした情報を自分たちの胸にしまっている。
さらばストリートビュー
殆どの部分においてAppleは、現在のGoogle Mapsバージョンの機能を再現あるいは拡張している。Yelpのレビューが内蔵され、道順案内(詳しくは後述)やGoogleでおなじみになった交通情報もある。
唯一なくなる ― そしてAppleが今日語らなかった ― 機能は ストリートビュー、Googleの街角レベルの画像サービスだ。Appleがこのサービスを再現するために必要な時間と労力を考えれば、同機能がなくなったことにさほどの驚きはないが、いざiOS 6にアップデートした時多くのユーザーが不自由を感じる可能性は高い。
交通案内は ― これもGoolge Mapsの便利な機能であるが ― 幸いApple独自バージョンとしてサービスが提供される。
さらば専用道順案内アプリ
新たなライバルに直面するのはGoogle Mapsだけではない。スタンドアローンのナビゲーション・アプリ、例えばTomTomやWazeなどのスタートアップはiOS上のニッチ製品となる公算が強い。
これまでGoogleは内蔵ナビゲーションアプリのおかげでこの分野でAppleに先行していたが、今やAppleが肩を並べようとしている(あるいは多少リードするかもしれない)。新しいiOS 6のマップアプリには音声付き道順案内機能があり、到着予定時刻はリアルタイムの交通情報と経路内での事故や渋滞に基づいて計算され、別ルートに変更することも可能だ。
もう一つのiOS新機能は ― Androidユーザーにはすでに類似機能のある ― 音声コマンドだ。Siriとの統合により、Appleの音声認識システムの方が柔軟性が高いかもしれないが、実際に使ってみるまでわからない。
Appleがこれらの機能のいずれかでもウェブに持ってくるという兆候はないので、これに関してGoogleが恐れをなす必要はないだろう(同じくBingも)。しかしモバイルに関しては、この新しい競争が地図関係者全員に、いっそうの前進と迅速なイノベーションを促すことは間違いない。
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(翻訳:Nob Takahashi)


