サイト監視に新たな視点のVerelo、ありきたりな機能は無償提供

Verelo-logo

スタートアップ企業Vereloが新しいタイプのウェブサイト監視サービスを始めた。アップタイムやパフォーマンスの監視などの機能では差がつかないとして、そういった機能は極力無償化する計画だ。その代わりに、Vereloならではの機能として、マルウェアの検知や、サイトの健全性評価、あまり技術に詳しくないユーザーに対応サービスをレコメンドするなどの機能に焦点を当てている。レコメンドされる機能では、サイトを観察し、サイトオーナーが行える変更や、追加すればフラストレーション減少につながるサービスの検討材料を提供する。

共同創設者のAndrew McGrath(Mike Curry とVereloを設立する前はSyncapseで働いていた)は、会社のタグラインは「Vereloはインターネットをもっといい空間にしたい」だと言う。サービスについてのアイデアが生まれたのは、既存のサービスに不満を感じていたからで、例えばPingdomやUptrends、New Relic、AlertFoxなどをみて持った不満が発端になっているという。

「アップタイムやパフォーマンスの監視には誰だって注目するよ」とMcGrathは言う。「だって大事なことなんだから。でも本当のところ、それは大した機能じゃないんだ。とても重要であったとしてもね。僕らがVereloで目指しているのは、『サイトがダウンするより困ることは何?』にシフトすることなんだ。つまり、サイトが攻撃を受けたり悪意あるコンテンツを掲載したりすることだ」

したがって、Vereloは従来ある監視サービスを提供しつつも、それらは先進的な製品群全体の中では部分に過ぎない。「アップタイムやパフォーマンスを考えるときには、アップタイムのことだけを考えるんじゃなくて、『サイトは正しく機能しているか?健全な状態か?』と考えてほしい」とMcGrathは言う。

監視報告やマルウェア検知のほかにも、Vereloのサービスには「911」のような緊急電話機能があり、これにより異常が発生したサイトをすぐに復旧できる。また、WordPressのプラグインを開発し、WordPressを使っているブログオーナーがサイトを見張れるようにした。無償サービスの次の段階として用意されているのもブロガーを対象にしたパッケージで、それでもわずか月額2ドルだ。こういった安価なサービスではあるが、Vereloのサービスを利用することで、チェック間の時間は、(他のプロフェッショナルサービスの無料版では60秒以上かかるのに対し)5秒に短縮される。

技術に詳しくないビジネスユーザー向けの機能もある。詳しくいうと、Vereloは専門家はやるべきであることを知っていても普通の人はほとんど知らないような細部を監視し、把握する手段になろうとしている。例えば、SSL証明書やドメインの失効が近づいてきたらフラグを立てたり、SPFレコードを作成したり、サイトのロードにかかる時間の短縮に役立つサービスの利用をすすめたりすることもできる。付加サービスに関しては、Vereloが自社サービスを提供する(これが理想)か、推奨サービスの企業と組んで進める予定だ。現時点では、例えばCloudFlare(近々リセラーにもなる)やPagerDutyがパートナーになっている。

「意味があるところでは提携するし、そうでないところは自分たちで開発する」とMcGrathは言う。しかし、会社の進んでいる方向は、サービスを集約してレコメンデーションを行うことだ。この一環としてサイトオーナー向けダッシュボードがあり、まもなく稼働を開始する予定だ。

会社は2012年1月設立で、現在Extreme Startups acceleratorに参加している。Vereloは4月にプライベートベータを終了し、Extreme Startupsでのデモに先立って公開しようとしている。割引コード「LAUNCH」を使うと25%値引きされる。

[原文へ]