FacebookとGEの最新アプリHealthyShareでOpen Graphはウェブを超えるか

FacebookにとってOpen Graphは、その守備範囲をソーシャルネットワークからより広い意味でのインターネットに拡張させる主要ツールとなっている。そして6月19日、新しいアプリのニュースが飛び込んできた。このアプリはそのさらなる拡張ができるかどうかの最初の試金石になるかもしれない。Facebookはこの日、HealthyShareという新アプリをローンチした。Facebookのユーザーが他人向けに健康目標を設定し、目標達成に向けてお互いに協力しあうというものだ。GEとの協業で開発されたこのアプリは、今年夏のオリンピック開催に合わせて健康にフォーカスしたもので、一ブランドがFacebookのプラットフォーム上にオリンピックのマークを残した節目でもある。Facebookはその公式オリンピックポータルへの広告すら許可していないのに。
ユーザーはこのアプリは一度インストールすると、健康面でよく知られているカテゴリーについての進捗状況を記録することができる。これにはウォーキングやコレステロールへの影響のほか、悪い習慣を良いものに変えることのできる場所での食事、Kevin DurantやMichael Johnson、Alex Morgan、Summer Sandersとの協力によるルーチントレーニングなどがある。アプリに入力された情報はユーザーのタイムライン上で共有され、Facebook上の友達はある特定の目標を持って参加できるほか、相手を激励することもできる。
Quantified Selfと似ているように聞こえるかもしれないが、実際その通りだ。ただし、このプロセスではハードウェアは介在しない。今のところはだが。
「私たちは健康と無縁でいることはできない」と、GEでグローバルデジタルマーケティングを担当しているエグゼクティブディレクターのLinda Boffは述べている。「私たちは、人々が日常話すこと、つまり健康やオリンピックなどからスタートしている。けれどもこのパートナーシップは今後成長するし健康を超えた発展をすると考えており、これは非常に興味深いことである。今話せることはないが、正に私たちの興味の的である」とも言う。
このような動きは、テクノロジーの発展に伴い、ビッグデータ収集のための大きな取り組みとして、単なるインターネット自体より遥かに多くの情報をOpen GraphがFacebookにもたらしうることを示している。
FacebookとGEによる取り組みは、プラットフォームの他の場所でのアクティビティを促進するために、FacebookがどのようにSponsored Storiesフォーマットを使用しているかも示している。BoffによればFacebookは「ターゲットとする人々がアプリに触れ、それが確実に役立つようにSponsored Storiesを使うだろう。私たちはSponsored Storiesの力を信じている」といい、同様にGEはアプリの販促のためにテレビ広告にも着目している。
Boffは、GEはFacebook以上に健康にかかわってきており、「当社には30万の従業員がおり、その健康維持に努めている」と言う。しかし、同社がHealthyImaginationを立ち上げたのは数年前である。これは、ヘルスケア産業をターゲットとした健康アクティビティに関するポータルである(アプリの販促も行っている)。「プライマリーケア病院(主治医となる総合的医療機関)は当社の顧客である。健康への関与、早期予防、早期診断のレベルを引き上げているところである。これこそ、私たちの考え方、そしてこれを実施するためにFacebookと協働した理由の核心である」とも述べている。
対照的に、健康関係の情報を共有することを躊躇する人や、5マイルも走ったり毎日ジムに行ったりすることに困惑する人もいるかもしれない。しかしながら、健康上の目標を追跡しサポートするのは孤独な営みであり、それゆえに健康に関するこだわりが脇に追いやられてしまう。Facebookはその営みをよりソーシャルなものにするための良い機会の場である。オリンピックの時期にこのサービスを始めるのは一般人を惹きつけるのにはタイムリーである。今回のサービスが慈善寄付や臓器提供など、Facebookがすでに始めている分野以外にどのように発展していくかを見ていくことにしよう。
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