Googleの絶滅危惧言語プロジェクト–絶滅に貢献した罪滅ぼし??

Endangered Languages Project

Googleは、ネット上のそのほかのメジャー勢力と共に、英語をインターネットの標準語にすることに大いに貢献している。しかし今日(米国時間6/21)同社は、そのことを少々埋め合わせる取り組みを発表した。同社が立ち上げたEndangered Languages Project(絶滅危惧言語プロジェクト)は、現代の世界で絶滅の危機に瀕している言語の保存に関心のある団体や個人による、研究を共有し活動をコラボレーションする努力を支援するために、およそ3000の言語をドキュメントする。GoogleのClara Rivera RodriguezとJason Rissmanは、今日のブログ記事で、世界の言語の半分が消滅の瀬戸際にある、と述べている。

Googleによれば、このELPサイトは、言語の存続を助けるためのツールやリソースを提供する。会話の高品質な録音や、過去の手書き文書のコピー、言語のオンライン学習サービス、そしてときにはそれらのニッチな言語によるソーシャルネットワークなどだ。ほかに、研究論文などのドキュメンテーションも保存提供される。

Googleはこのサイトの資金提供者でもあるが、同社の意向では数か月以内に管理および今後の開発を、研究団体や大学等の言語保存専門家グループにゆだねる。

First Peoples’ Cultural Council(FPCC)(最初期人類文化評議会)が戦略立案と活動を指揮し、Eastern Michigan University(東部ミシガン大学)のInstitute for Language Information and Technology(LINGUIST List)(言語情報技術研究所)が技術面を担当する。Google自身はこのサイトの諮問委員会に残る。このサイトが利用するデータの軸となるのは、University of Hawaii at Manoa(ハワイ大学マノア校)と東部ミシガン大学の研究者たちが編纂したCatalog of Endangered Languagesだ。

この事業は、GoogleのPR(社会貢献PR)の一環として研究者間のコラボレーションを支援するだけなのか、それとももっと大きな含意を持つのか、その辺はまだ定かではない。少なくとも初期の現段階では、前者のように見える。また、絶滅危惧言語の公式の定義はあるのだろうか? Twitterでぼくに、“サンスクリット語#sanskritも含まれるのか?”と尋ねた人がいる。このサイト自身は、言語の危機の4段階を定義し、それにより地図上の言語を色分けしている。それらは、(1)危機的である(at risk)、(2)絶滅が危惧される(endangered)、(3)深刻な絶滅危惧状態である(severely endangered)、そして不吉な響きのする(4)知られている現用地域/民族等がない(vitality unknown)(==すでに絶滅した)だ。

サイトのリーダーたちがこのプロジェクトを通じて適切なターゲットに訴求することができれば、言語の保存活動が現実的な効果を上げうるだろう。言語は文化の固有性と歴史と、したがってその未来に結びついている。テクノロジは結果的に、一部の言語が優勢になることを助けてきたが、その同じテクノロジが一部言語の極端な優勢をやわらげる努力をするのは、うるわしい光景だ。

Googleがマイナーな言語をインターネットに持ち込む努力をしたのは、これが初めてではない。昨年同社は、検索でサポートする言語にCherokee(チェロキー語)を加えた。それは、こんな検索トップページになる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))