調査レポート:携帯情報端末を1時間以上チェックせずにいられるのはもはや少数派?! ノモフォビア(Nomophobia)、全国で発症中

phone check手元にスマートフォンを持ち歩くようになり、そして多くのアプリケーションを使うようになった。こうしてモバイル端末との関係が一層密になる時代を迎えた。このような中、モバイルセキュリティ関連システムの開発を手がけるLookoutがMobile Mindset Studyという調査報告を発表した。データを集計したのはHarris Interactiveだ。調査によると、米国内でスマートフォンを所有する5人のうち3人が、1時間に1度は自分の端末をチェックしているのだそうだ。

尚、持っているスマートフォンに起こってほしくないことのランキングも発表になっている。回答者の94%が「紛失」をあげている。74%の人がこれまでに携帯をなくしてパニックになったことがあると回答している(14%が「絶望した」と回答しており、7%が「悲しかった」そうだ)。ただし、パニックにも感じた理由は少々以外な感じだった。個人データを紛失してしまうというのが第一の理由ではないのだ。多くの人が理由にあげたのは価格面や、交換の際の手間だ。

38%の人が端末紛失時の交換コストに不満を感じており、24%の人がこうした手間を考えるとぜったいに紛失したくないと回答しているのだ。このふたつで紛失を嫌がる理由の62%ということになる。そして個人情報やアカウント情報、ないし保存しておいた情報が漏れてしまうので困ると考えている人は思いの外少なく、29%に過ぎないのだそうだ。

すなわち、巷間言われているほどには、皆、個人情報やセキュリティに付いて心配していないということが明らかになったのだ。もしかすると、スマートフォンに個人情報を保管しておく人などいなくなってしまったのだろうか。そうではないだろう。もしかすると誰もその重要性に気づいていないということなのだろうか。

「スマートフォン利用者は、金融決済やプライベート画像のやりとりに自分の端末を利用しています。端末を失うことは、こうしたデータが外部に漏れるということを意味します。しかし調査によれば、多くの人は端末を失うことによる不便さや代替機購入の費用などにのみ関心があるようなのです」と、Lookoutのアナリストは語っている。

レポートを作成したLookoutは、端末紛失時にトラッキングするためのシステムを開発している。端末を見つけられなければ、保存してる情報を遠隔操作で削除することができるというようなシステムだ。これを考え合わせると、今回の調査結果はやや皮肉な感じもしてしまう。

ところで、スマートフォンは常に携帯されるようになり、どこでも用いられるようになっているということについては、読者の方々にもご同意頂けるものと思う。一番利用頻度が高い場所はどこだろうか。回答によるとそれはベッドで54%の人がよく使う場所だと回答しているのだそうだ。続くのはトイレで39%、また食事中という回答も多く30%ということになっている。

尚、上の図でもお気づきのように、年齢層毎の違いも見られる。ただ18歳から34歳のグループが、ほぼすべての場所で他年齢層を上回って端末を利用している。たとえば1時間毎に端末をチェックするというのは他の年齢層でも多く見られる傾向だが、18歳から34歳のグループだけを見ると、回答者の68%がこの選択肢を選んでいる。また男女でも違いが見られる。電話をなくした時に感情的な反応を示すのは男性に多いようだ(ところで9%の男性が「安心する」などと回答しているのは面白い)。

Harris Interactiveによる調査は、米国内2,097人に対してオンラインで行われた。期間は2012年5月8日から10日の間に行われたものだ。

[Image: Zoonabar, Flickr]

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(翻訳:Maeda, H)