小さな「Want」ボタンのコードが、Facebookの大きなEコマースを予示している
先週、Tom Waddingtonという開発者が、Facebookの”want”ボタンを作るコードを発見した。おそらくこれはFacebook自身による新しいタイプの商業イノベーションにつながるプラグインで、すでにサードパーティが開発してFacebookのGraph APIテスターの間で部分的に動作している”want”ボタン(例えばこれ)とは異なる。
彼はその後も発掘を続け、今日(米国時間7/3)最新の発見を見せてくれた。コードを詳しく見た結果、ユーザーが購入情報を共有する方法についてFacebookが考えていると思われることを示す証拠がさらに見つかった。
こうした”Want”ボタンや関連する購買アクションの存在は、Facebookの広告やアプリ内購入などの現行商業サービスを補完する新たな収入源の可能性を示している。
Wantアクションを調べるうちにWaddingtonは、Wantアクションのオブジェクト “ogproduct”を突き止めた。「たぶんogproductはテスト用に使われていて、これが公開される時が本番だろう」と彼は言う。
Waddingtonは、ogproductのコードの中で”product.purchased”[商品購入済]というアクションを見つけ、そこには”donation”、”message”、”product”、”game_item”というオプションもあった。

Inside Facebookは、このWantボタンが、より汎用的な”Like”(いいね!)ボタンに対して購入の意志を表し、より強いターゲット広告を可能にすると指摘しているが、これらの詳細は、Facebookでどんな種類の購入が可能になり、タイムラインで共有できるようなるかのヒントを与えてくれる。
Donationは慈善団体への寄附のことだろうが、グループ購入やイベントにも使えるかもしれない(現在Crowdtiltがやっていることと似ている)。Productとgame_itemもわかる。一方”Message”は少々わかりにくい。もしかするとFacebookが5月に買収したソーシャル・ギフトサービスのKarmaを統合するものかもしれない。
Wantボタンに関する本誌の質問に答えてFacebookは、「われわれは常に新しいプラットフォーム機能をテストしているが、新しく発表することは何もない」と答えた。しかし、上で分析したこと以外にも、ソーシャル・コマース・サービスが思っていたより早く来る可能性を示す兆候がある。Facebookが商品の新しいOpenGraph表現に取り組んでいるのは明らかだ。彼らは現在のProductオブジェクトを「Product Old」と呼んでいるくらいだと、Waddingtonがブログに書いている。
「Facebookが、記事を「読んだ」、音楽を「聴いた」、ビデオを「見た」と同じ方法を使ってWantやPurchase[購入](およびゲームの購入)を正式提供することの可能性は膨大だ」と後にWaddingtonが語った。そしてこの領域を見れば見るほど、背後にある収益化の可能性が明白であることがわかる。「おそらく、Facebook Musicが同じ楽曲を複数のプロバイダーから集めているなら、商品購入でも同じことを考えているかもしれない」と彼は付け加えた。
Wantボタンのコードにある”socialcommerce”タグの存在もまた、これが単なる購入意志ではなく実際の購入であることを示している。
購入行動に関する情報としては、Facebookが保有するあるいは出願中の特許にもEコマースに関係している物がある(「購入者が複数商品カテゴリーから商品を購入するシステムおよび方法」米国特許番号:7,188,080、および「購入者に対して仲間の集団から意見を提供するための方法、コンピューター製品および器具」米国特許番号:7,526,440)。これらが来るべき大規模計画の一部となっていくところを、これから見ていくことになるだろう。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)


