Googleが検索エンジンだった頃を覚えているか

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先週のGoogle I/Oで発表された製品ラインアップは、JellyBean、Nexus 7、Nexus Q、Google Glass、アップデートされたGoogle Maps、Google Nowなど方向性を欠くものであった。その方向性のなさは、WikipediaのGoogleに関するエントリーをすべて読んだり、まがい物が多すぎて探したいものが見つからない「YouTube」のパロディループに入り込んだりするのと同じくらい、方向性がなかった。

検索はこんなにも壊れている。Google、一体何が起きたのか?それこそが君たちの得意なことだと思っていたのに。

Googleが検索企業であることをいつやめたのかは定かではない。検索企業としての将来を守るために、何にでも手を突っ込みたくなる会社になってしまったようだ。Google Earthのような初期の買収が分岐点だったのだろうか。けれども、防衛手段とみなされるものを判断基準とすれば、私の推測するところでは、転換期はその後のYouTubeを買収したときだ。

とにかく、今回のGoogle I/O後に明らかになったのは、Googleはハードウェアの会社、ソーシャルの会社、モバイルの会社であることで、同時に他社と戦争をする運命にある会社だということだ。

David Pogueは、検索エンジンのタブレット戦争の先にあるものを分析した。広範囲にわたるがすべてそのとおりだとは言えない分析だったが、その中で次のようにうまく述べている。「Nexus Phone、Nexusタブレット、その他Nexus製品などがあるが、Googleは一体何を考えているのか?本当にAppleと競合したいのであれば、混乱を助長するのではなく最小限にしなくてはならない。」

製品開発に対するGoogleの「スプレーアンドプレイ(ばらまいて神頼み)」という考え方は戦略的であるという見方もあるが、「結局のところ、Googleはあまりにもフォーカスしたためにフォーカスを見失ってしまった」と、Josh ConstineはBranchチャットで説明した。「ソーシャルやモバイルの始まりが意味するところは、もはやただ1つの製品だけではインターネットで勝てないということだ。たとえそれが検索であっても。」

「問題なのは、Googleはなぜあのような実験をするのかという経緯を話さないので、その長期的な影響が全く分からないところにある」としたうえで、Om Malikは同じスレッドの中で次のように述べて同社の製品に対する熱意を擁護している。

「Google Glassがいい例だ。これはおもちゃのように見えるが、情報検索の未来形でもある」

ただ、ある著名なGooglerに対して、Omが述べているような「情報検索の未来」に立ち向かうための包括的な計画をこの会社は本当に持っているのだろうかと気軽に質問した時には、彼は次のような感想を述べた。「いやいや、計画なんてありはしない。様々な内部分子がつぶし合いをしているだけだ。」言っておきたいのは、この発言はGoogle I/O直後のものであることだ。

Google Glassには素晴らしい可能性があるが、問題は、Googleにより大きな意味での視野が明確に欠落していることだ(「ビジョン」(視野、展望)だ。言いたいことは分かった?)。CEOとしてLarry Pageが余計なものをそぎ落とす取り組みをしているにもかかわらず、「More wood behind fewer arrows」という状況にはなっていないようだ。これを、インターネットコメディアンのAaron Levieは、「Googleは集中している。すべてのものにだけどね」と表現した。

「これらのサービスすべてで、地球上のあらゆるスタートアップと大企業と競合しようとしている」と、メールで彼のツィートの趣旨を聞いた際にLevieは述べた。「それは非常に険しい道だし、うまくやっていくための処方箋ではない(例:Google Health、Wallet、Checkout、Latitude、Offers等々)。」Pageは地図を持たないで運転しているという、根強い懸念がある。

私が思うに、Googleファン(ある意味で私もそうなのだが)は、同社のかなりの数におよぶ試行錯誤を容認しつつ、好みのGoogle製品にしがみついているようだ。同社がしっかりと巨視的ビジョンを持ち、すべては正しい場所に収まるという、ややひねくれた希望を私たちは持っている。この希望が意味するところは、Google BuzzやiGoogleといった製品は、Google Glassのような真にビジョナリーな製品(ビジョンにかけた)を追求する過程において無視できるほどの副次的ダメージにすぎないということである。

この巨視的ビジョンを達成するためには、YouTubeのような、GoogleやFacebookに先行するAppleからプラットフォームがその身を守る支えとなる買収案件は、Googleによる業容拡大の最前線として取り組むべきであり、検索の問題としてアプローチされなければならない。

同じように、なぜGoogle HangoutsはGoogle+で最も人気があると思う?その理由は、検索エンジンの強みの一部を活用しているからである。だから、YouTube上でビデオを検索するのは、今よりも1000%は簡単でなければならない。

私たちGoogleファンは逃げることはしない。なぜなら、Google GlassのようなGoogleが開発する天才的な数々の製品が、レストランで見かけたどうしても思い出せないあの男の名前を、いつかは思い出させてくれると密かに信じているからである。人は本当に名前をよく忘れるものだからだ!

冒頭の画像はEngadget提供。記事末尾の画像はJohnBiggs提供。

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