Objective-C、モバイル開発ブームに乗りプログラミング言語のトップ3入り(TIOBE調査)
TIOBE Indexによると、今やObjective-Cの人気はC++を越え、モバイル開発の高まりとともにわれわれがポストPC時代に入りつつありことを示している。
Objective-Cは、iOSアプリ開発に使うオブジェクト指向プログラミング言語だ。始まりは1983年で、C++が生まれたのと同じ年だ。しかし1988年、スティーブ・ジョブズがNeXTのためにライセンスして以来Objective-Cの運命は変わった。2009年にiOS開発が本格的に始まるまでObjective-Cの市場シェアは1%以下だった。躍進の主な原動力はiPhoneとiPadだ。
TIOBEのデータを見ると、2つのプログラミング言語はもはやあまり競合していない。C++が大規模な高性能システムで多く使われているのに対して、Objective-Cは主としてモバイルアプリ分野で使われている。
これも注目されるのは、Java言語がナンバー2に陥落したことだ。Javaが前年同時期から3.16%減ったことにより、代わってトップになったのはC言語だ。
TIOBEは毎月このインデックスを提供している。同サイトによると、「評価は世界中の熟練技術者、教育コース、サードパーティー開発者などのデータに基づいている。評価の計算には、Google、Bing、Yahoo!、Wikipedia、Amazon、YouTube、Baiduなどの有名検索エンジンを利用した」
各プログラミング言語の比較を見てみよう。
このランキングはプログラミング言語市場の状態を表すひとつの逸話であると解釈すべきだ。例えばこの順位は、Stephen O’radyが2月に書いたRedMonkブログのものとはかなり異なる。彼はObjective-Cを総合12位にランクした。
順位の相違は主としてそれぞれの評価基準による。RedMonkはプログラミング言語を並べてGitHub、Stack Overflow、LinkedInなどのコミュニティーから得たデータを比較しているが、すでに述べたようにTIOBEは主として検索エンジンを使っている。
このランキングは、企業向けアプリの全体傾向を示している。長い間企業アプリで人気のあったJavaは、Objective-Cadなどと比べて人気が落ちつつある兆候を見せている。

O’Gradyの結果を見ると、別の物語が浮かび上がってくる。そこにはどの言語をサポートするべきかに関する開発者たちの見解の変化が反映されている。もはやJavaとMicrosoftだけがソフトウェアシステムではない。開発者はさまざまな選択肢を考慮する必要がある。O’Gradyの説明によると、Cloud FoundryやOpenShiftなどのPaaS(Platform As A Service:サービスとして提供されるプラットフォーム)がスタート時から複数プログラミング言語をサポートすることによって差別化をはかっているのはそのためだという。
企業向けシステム開発者の未来は、CloudFoundryやOpenShiftがやっていることと似てくるだろう。しかし、一番重要な成長の鍵は開発者が作るアプリそのものだ。その意味では、モバイル市場の成長が続くにつれ、企業向けアプリの世界でもObjective-Cの人気が上昇を続けると私は予想している。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)



