音声のAmazon Mechanical Turkを目指すクラウドボイシングサービスVoiceBunny

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10日にベータ版を終えて正式リリースされたスタートアップVoiceBunnyはプロ級のナレーションをより簡単に、より安く提供することを目的としている。

共同創業者でCEOのAlexander Torrenegraは「従来のやり方では60秒のナレーションを録音するのに4週間と何千ドルもかかる。原因の大部分はキャスティングディレクターやエージェントを通してタレントを雇わなければならないからだ」と話す。事態は改善されつつある(実際、Torrenegraは以前オンラインでナレーションのオーディションをするVoice123という別のサービスをローンチしている)が、多くの場合、多くのタレントをオーディションするという概念は無意味で非効率的だとTorrenegraと語る。

かたやVoiceBunnyは、アマゾンメカニカルタークがクラウドソーシングのプラットフォームであるように、「crowdvoicing(クラウドボイシング)」(その名の通り声優を雇うのにクラウドソースすること)のプラットフォームになろうとしている。依頼者は音声の台本や音声に関する要望、そして関連メディアをアップロードすることができ、サービスからナレーションの完成品が送付される。Torrenegraの話によるとVoiceBunnyは的確な声優を割り当てるために主観的、客観的要素を内部で審査しているという(客観的要素とは例えば年齢、性別、アクセントなど)。すべての音声はVoiceBunnyチームの品質検査をうけ、ナレーションタレントの能力が評価され、レベルにあった仕事を選べるようになっている。今回のローンチでは、VoiceBunnyは購入者に対し、ナレーションに満足しなければ100%返金を保証している。

また、同日VoiceBunnyはボリュームの大きいプロジェクトにはディスカウントを提供する定額モデルに移行している。小規模な1回きりのプロジェクトは1単語あたり50セントがかかる。大規模でリピーターのプロジェクトは1単語3セントまで減額可能だ。ナレーションタレントを見つけ、そのタレントが受理するまで平均6.58分しかかからず、プロジェクト完了までの平均時間は41.6分だという。

既存のパートナー及び顧客としてはPixar、Electronic Arts、Rosetta Stone、Audible.comなどが挙げられる。Torrenegraが強調するのは、VoiceBunnyは幅広いケースに対応でき、その理由の多くは同様のサービスよりも迅速かつ安価な点にあるということだ。例えば、ラジオ、企業映像、おもちゃ、オンラインビデオ、ポッドキャスト(試験的にVoiceBunnyはベンチャーキャピタリストFred Wilsonのブログ投稿自動ポッドキャストを制作した)、テレビゲーム、モバイルアプリなどで実績がある。

VoiceBunnyの共同創業者でチーフタレントオフィサーのTania Zapata(Torrenagaの妻)自身もナレーションを担当している。「私たちはタレントを買いたたきたくはない」とTorrenegraは言う。彼らは新しい機会を設けようとしているのだ。声優はVoiceBunnyを使えばより効率よく仕事ができる。というのも、躍起になって職を探したり、オーディションや依頼者へのインボイス作成のことを心配したりしなくて良いのだから。たとえ依頼者が完成品を受理しなくても声優は報酬を得ることができる。

このサービスはVoiceBunnyとそのAPIから入手可能だ。VoiceBunnyはTorrenegraとZapataの会社Torrenegra Labsから生み出された。

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