2012年Q1、インターネット広告は12.1%増、雑誌は1.4%減(ニールセン調査)

売上規模でいえばオンライン広告は広告メディアの中で未だに最小の部類に入るが、成長速度では他の非印刷媒体であるテレビ、ラジオ、映画、さらには新聞、雑誌などの印刷媒体を上回っている。Nielsenが今日(米国時間7/10)発表した今年第1四半期のデータによると、広告主は一年前に比べてインターネット広告に12.1%多く費やしている。同四半期で2桁成長した広告媒体はインターネットだけだ。

NielsenがGlobal AdView Pulseレポートで取り上げている7つのカテゴリー、テレビ、ラジオ、屋外、新聞、雑誌、インターネット、および映画の中で、昨年より広告費が少なかった媒体は雑誌だけで、1.4%減少した。 それ以外のメディアは、消費者の意識向上とブランドの大衆と繋がろうとする努力があいまって、実績を伸ばしている。

インターネット広告とは対照的に、テレビの成長率は最低だったが、依然として全メディアを通じて最大の収入源であることに変わりはない、とNielsenは言っている。

Neilsenはこれら成長率の元となる具体的数値を明かしていないが、参考のために調査会社、WPPのGroup Mが今年出した2012年の予測を挙げておくと、インターネット広告費の規模は全世界で982億ドル、全広告費の16%だ。

Nielsenはこのレポートで、さまざまなメディア分野での地域ごとの相違を明らかにしている。総合的にみて、発展途上市場は飽和、成熟地域よりも速いペースで成長を続けている。

このデータは一部のカテゴリーで著しい対比を見せている。北米ではテレビ広告の成長は4%だったが、中東・アフリカでは33.8%成長している。

同じく、中東・アフリカ地域でのオンライン広告費の伸び(35.2%)は、ヨーロッパ(平均12.1%)の3倍近い。

中国では人気映画コンテンツのオンライン化が進んでいるものの、映画収益の大部分は劇場上映から来ている。この地域で映画広告費が成長を続けているのもうなずける。同四半期の成長率は27.1%だった。これが中南米および中東での減少を埋め合わせているとNielsenは言っている。地域別データの全容は下の地図を参照されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi)