OracleがCentOSに関する不安をあおるが, それは見当外れ

Oracleが、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)から派生した無料のLinuxディストリビューションCentOSに、マーケティングで攻撃を仕掛けている。
しかしOracleが自社のLinuxディストリビューションを宣伝し、ライバルを攻撃している光景は、一種のジョークだ。Oracleがしょっちゅう見せてきた傲慢な態度、と見るのが正解だろう。
Oracleは、CentOsのユーザに提案をしている。OracleはCentOSの通例となっているリリースの遅れに、つけ込もうとしている。遅れはセキュリティのリスクにつながる、とOracleは脅している。代わりに、無料のOracle Linuxをお使いください、と。CentOSからOracle Linuxに切り換えるためのスクリプトまでOracleは作った。Oracleは同社の無料のRed Hatクローンを提供することによって、RHEL勢から顧客を奪う気だ。ただしディストリビューションそのものは無料でも、サポートは有料だ。でも、サポート料金はRed Hatより安いと主張している。
[curlコマンドでスクリプトをダウンロード、そしてshでそれを実行]

このところCentOSは、リリースの遅れが甚だしい。Planet Linuxによると、CentOS 6は、その源流であるRHELのリリースから8か月遅れた。しかし、“その後は、CentOSのデベロッパたちはかなりペースを上げ、CentOS 6.3はRed HatのRHEL 6.3の公式リリースから1か月足らずでリリースされた”。
Oracleは、とっても真剣な口調だ:
でもぼくが知ってるOracleは、何かを言ったときには実はそれとは違うことを言っている。彼らがクラウドと言ったら、それは額面通りのクラウドではない。彼らが無料と言ったら、お財布の口をしっかり閉めよう。
Oracleという企業は、要するに、信用できない。Hacker Newsのこのコメントは正しい:
でもOracleの支持者は、とても多い。Oracleの今回のオファーによって、実際にRHELからOracle Linuxに乗り換える人もいる。しかしOracleの、サポートがCentOSよりもはやいという言い方は、一種の策略みたいだ。
Oracleのねらいは、CentOSたたきではない。オープンソースのユーザをOracle Linuxに乗り換えさせたいのだ。でも、それはないだろう。CentOSのコミュニティにも、深刻な不満はない。脅(おど)しはOracleに、何ももたらさないだろう。


