“インターネットの父”Vint Cerfがインターネットの発明者は合衆国政府と主張

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“インターネットの父”の一人であるVint Cerfが、これまでもさんざん叩かれたWall Street Journalの署名入り記事に反論して、インターネットの発明者はむしろ正真正銘、合衆国政府だ、と主張している。“Gordon Crovitzの記事は、政治的目的のために歴史を歪曲するものである。真実を知ることを欲する読者は、このような修正主義的歴史解釈を無視していただきたい”、彼はCNETのインタビューでそう語っている。

CrovitzがWSJに書いた記事は、コンピュータとコンピュータを接続する技術であるEthernetはXeroxが発明したものだから、インターネット発明のクレジットはXeroxに帰属する、と主張している。これに対しCerfは、その詳細な技術的説明の中で、Ethernetは複数のコンピュータネットワークを互いに接続する国防総省のソフトウェアに依存していた(ネットワーク同士を結ぶから、“インター(inter)ネット(net)”)、と反駁している。

“Crovitzの主張はゴミだから、わが家のトマトの肥料には適しているだろう”、とCerfはジョークを言っている。インターネットの起源は国防総省のマッドサイエンティストたちの集まりであるARPA(高等研究計画局)にある、という彼の話はやがて、なにやらギークな物語へと入(はい)り込んでいく。

“合衆国政府がARPAを介してそのプロジェクトを開始した。1972年の後半にARPAに来たBob Kahnが、そのインターネッティングプロジェクトを始めた。彼はBBN Technologiesにいたときに、ARPANET IMP(パケットスィッチ)の主席設計者だった。Bobは1973年の春に私を呼んで、オープンなネットワーキングに関して彼と協働するよう求めた。二人は1968年に発足したARPANETプロジェクトでも協働したことがある”、と彼は回想する。ARPANETは西海岸の4つの大学を結ぶ初期のネットワークで、あといくつかのデジタルネットワークとともに、1983年の1月1日に稼働を開始した。

Xeroxの役割は、Cerfによれば、Ethernetはコンピュータを互いに結びつける見事な技術だったが、その“インターネットワーキングの方法はスケーラビリティがあまりよくなかった”。

テクブログArs Technicaの説明によると、“Ethernetの設計目的は主に、家庭やオフィスでコンピュータ同士を接続するローカルネットワーキングの技術だった”。…これなら、Cerfの頭字語だらけのインタビューよりは、分かりやすい。インターネットの実際のバックボーンの一つがTCP/IPで、さまざまなネットワークはこの通信規格を用いることによって互いにデータの転送ができた。このTCP/IPは、CerfのARPA友だちBob Kahnの先駆的な成果に基づいている。“インターネットのTCP/IPプロトコルの眼目は、Ethernetだけでなくいろんな異なる規格を使っているネットワーク同士が、お互いに通信できることにある。今のインターネットを構成しているネットワークは、その多くがEthernetプロトコルを使っているが、インターネットをインターネットたらしめているものはTCP/IPであり、Ethernetではない”、…以上はArs Technicaの記事だが、Cerfもこれを言いたかったのだろう。

もしも、インターネットを作ったのが政府なら、イノベーションを促進するためにもっと民間部門に国の資金を投じてもいいんじゃないかな。それとも、民間部門があくまでも民間の技術として、インターネット“のようなもの”を作るべきだったのか。この記事のコメントで、みなさまのご意見を聞かせてほしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))