アップルの弁護士、サムスンの疑わしい情報漏洩を受け、裁判長に勝訴を要求
SamsungとAppleの大型特許裁判は、今週Samsungの弁護団が法廷で利用不可とされた情報を一部の熱心なマスコミに配布したことで、実に興味深い展開になってきた。
もちろんAppleは黙って見過ごさなかった。Appleの弁護士、William F. Leeは韓国エレクトロニクスの巨人に(再度)制裁を与える申し立てを提出した。ただし今回Leeが要求した制裁は、金銭的賠償や法廷手続き的な優位ではなく、訴訟を棄却し、Lucy Koh裁判長がAppleに有利な判決を下すことを求めている。
Lee自身の言葉を借りれば、
「・・・Appleは、SamsungがAppleの携帯電話のデザイン特許を侵害しているとする訴訟でAppleに有利な判決を下すことにより、Samsungに制裁を加え、これらの特許が向こうではないとする判決を下すことを謹んで要求する」
おそらくそれが起きることは考えにくいので、Leeは一度目に幸運に恵まれなかった時のために、(より現実的な)代替罰をSmasungに与えることを提案した。Leeは、Samsungの行動は道を外れているため、最低でも陪審員たちに裁判所はSamsungがAppleのデザインをコピーした事実を認めていることが知らせれるべきであると強く主張した。さらに、今後Samsungがデザイナーの西堀晋氏によるソニー製携帯電話のデザインに言及することを認めないよう要求した。
この訴訟を詳しく追っていない人のために言っておくと、Samsungがこの騒ぎを引き起こすべくやったことはこうだ。7月31日の午後、韓国企業の弁護士は、以前Lucy Koh裁判長が証拠として使用できないと判断したPowerPointのプレゼンテーションを記者団に配布した。この証拠がどれほどの悪事を証明するものであるかは判断の分かれるところだが、問題のPowerPointスライドには、Appleのデザイナー西堀晋氏(今やよく知られている〈Sony iPhoneデザイン〉を作った人物)による会話の一部および、Appleが2007年のiPhone発売以前に取り組んでいた携帯電話のデザインが含まれていた。しかしKoh裁判長はその展開を決して好まなかった。
Samsungの本件に関する主任弁護士、John Quinnは、彼がこの文書の配布を承認したことを最終的に書面で認めた。彼にとって大胆な行動であったが、衝動的でも不用意なものでもなかったとGroklawが巧みに解説している。
当然AppleはSmasungの策略を好意的に捉えることはなく、今に至っている。陪審員団は、結局公表されてしまったその情報の影響を極力受けないために、裁判期間中は関連するマスコミ報道を避けるよう指示されているが、Apple弁護団にとっては明らかにそれでは不十分だった。この(とんでもなく大胆な)要求がどう転ぶのかは未だ明らかではないが、裁判は明日再開されるので、この何もかもが本当の始まりを迎える前に終わってしまうのかどうかがわかるまでに、そう時間はかからないだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi)


