MITメディア・ラボ出身者も乗り出す「モバイルヘルス」の今後

cardiio昨今、血糖値や心拍数、あるいは睡眠時間などをスマートフォンでモニタリングするさまざまなアプリケーションが登場している。もちろんエクササイズやダイエットの管理を行うツールもたくさんある。今後はますます「モバイルヘルス」分野が成長していくことになるのだろう。

そのような中、基本的なプロダクトが出揃ってきて、そろそろ「改良版」に取り組むところも出てきている様子。Cardiioもそのひとつだ。Rock Healthというインキュベーター出身で、MITメディアラボのPh.Dによって設立された。450円で発売されている社名と同名のアプリケーションは、iPhone用非接触式の心拍数モニターだ。これまでのタイプと異なり、iPhoneのカメラを触る必要がない。前面カメラで顔の様子を検出し、1分あたりの心拍数を計測してくれる。

「顔での光の反射を検知するんですよ」と、共同ファウンダーのMing-Zher Pohは言う。「顔に多くの血液が流れ込めば、光をより吸収する状態になるのです。心臓が鼓動するたびに光の反射率は変化し、それをカメラで検知することができるのです」。

少し使ってみたところ、確かに自分の安静時心拍数と同じ値が表示された。機能的にはAzumioに似た感じだろうか。そちらの方はシリコンバレーに拠点をおくバイオフィードバック系スタートアップで、Founders Fund、Accel、およびFelicisなどから資金を調達している。但しAzumioの方は指をiPhoneのカメラに接触させるというところが異なる。Azmioの方は指の色の変化を見て心拍数を計測する仕組みになっている。

他の心拍数モニターアプリケーション同様、Cardiioも1ヵ月ないしそれ以上にわたって心拍数の変化を記録し、安定時心拍数の変化を利用者に示すことができるようになっている。また一般的な平均値と比較したデータも提示してくれるようになっている。

現在のところは2名体制で運営していて、Rock Healthから得た資金での運用を行っている。今後の動向を見て、さらなる資金調達を行うべきかどうかについて判断することにしている。

長期的には、バイオフィードバック系データ解析の範囲を一層広げていきたい考えだ。「非接触と、ソフトウェアによる実現ということに拘って、身体データを扱う範囲を広げていきたいと考えているのです」とのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)