調査報告:米国モバイルバンキングの利用率は2017年までに46%に成長予定(現状は13%)
Forrester Researchの行った最新の調査では、米国内モバイルバンキングの利用者が、2017年までには1億800万人に達すると予想している。これは米国内全口座保有者の46%にあたる人数だ。この調査によれば、現在のところ銀行のモバイルツールを利用して日常的にモバイルバンキングを行なっているのは米国で13%、そしてヨーロッパで9%に過ぎないとのことだ。但しマーケットは急速に拡大しており、最終的には「日常的なツール」として普及するだろうとForresterは予測している。
現在でもデジタルウォレット(お財布ケータイ等)の話は耳にすることが多いし、またSquareなどが最新のモバイル支払いサービスを実現している。しかしシンプルなモバイルバンキング自体にしても、まだほとんどの人にとっては「新奇なもの」であるというのが現状のようだ。
今回の調査では、実際にモバイルバンキングを行なっている人の利用用途についても調べている。たいていの人は残高照会(45%)ないし入出金履歴の確認(61%)あるいは自分の口座内での現金の移動(31%)程度にしか利用していないようだ。ちなみに米国における利用者のうち65%が銀行のモバイルサイトを利用しており、そして45%がアプリケーションを利用している。ヨーロッパでは未だにSMSでの通知というのがモバイルバンキングの主要形態であるとのことだ。
また今回の調査が指摘するところによれば、オンラインバンキングについては、銀行側も「若い」、「高収入の」、平均よりも一層「オンライン」に親和性の高い顧客に向けて商品展開をするという傾向があるそうだ。しかし今後ますますスマートフォンが普及していくことにより、モバイルバンキングの利用車窓も広がっていくはずだと予測している。また「デジタルネイティブ」世代が銀行の顧客世代になるにつれ、支払いや送金などに携帯端末を利用することがごく自然な行いとして普及していくだろうとのことだ。
さらにForresterは、モバイルバンキングおよびモバイルペイメントの分野には、今後ますます異業種からの参入が相次ぐだろうとしている。さらにAppleなどのモバイルプラットフォームではさまざまなイノベーションが生まれ、そして新たな利用方法が生まれてくるだろうとも予測している。Forresterは結論として次のように述べている。「利用者たちも、すぐにPayPal MobileやSquareなみの利便性を銀行にも求めるようになることでしょう」。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)



