Yelpで「星半分」の違いがレストランの成否を分ける
バークレーの経済学者2名の研究によると、オンライン・レストランレビューのわずかな評価の違いがレストランの成否を分けるという。Yelpの星5つによる評価が星半分改善されるだけで、夜の予約で満席になる確率が30~49%高くなる。オンラインレビューは、「消費者が商品やサービスの質を判断する上で益々重要な役割を担うようになった」と研究者らは言っている。
調査結果は、サンフランシスコのレストラン328軒のYelpレビューと、午後6~8時の予約状況を追跡したデータベースとの組み合わによって検証された。レストランの座席とオーナーの財布を満たすYelpの力は、店の内装やサービスの評価やコストを考慮に入れても変わらなかった。
注意深い読者は、評価の高さは単に良いレストランを表しているだけで、この調査は単に良い体験を好み、どこで食べるかをYelpの評価とは無関係に決める人たちを捕えただけなのではないかと指摘するかもしれない。研究者らは、Yelpの評価ポイントはわずかに異なるだけだが、公式評価は星半分以上離れているレストランを対象にすることで、そうした批判に答えた。
例えば、評価点3.74と3.76は実際の質としての差はないが、Yelpの公式評価ではそれぞれ星3.5と星4.0の評価となり、予約率が劇的に変わってくる可能性がある。
Yelpは公式には星半分単位でレストランを評価しているが、ユーザーによる評価データをすべて公開している。このため研究者たちはレストランごとに、より精度の高い独自評価を再構築することが可能だ。つまり、集計した評価ポイントが殆ど変わらないレストラン同士でも、公式評価である星の差による影響を受けることになる。「したがってそれらのレストランの間での客の入りの違いは、料理やサービスの質の違いよりも、評価そのものによると考えられる」
研究者らは、Yelpの評価が広く知られている店には影響を与えていないことも指摘している。言い換えれば、マクドナルドで食べまくろうかとか、有名レストランで贅沢しようかを決めるためにYelpをチェックする人はいないということだ。
[Via The Guardian。調査結果のPDF]
[画像提供:Flickrユーザー、williamcho]
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(翻訳:Nob Takahashi)


