Quora、ついにAndroid版が登場(ウィジェットや統合検索などAndroidの機能をフル実装)
ずいぶんと長くかかったが、ついにQuoraがAndroid版をリリースした。Quoraとは、Facebook最初のチーフテクノロジーオフィサーを務めたAdam D’Angeloと、初期の頃にFacebookに在籍したCharlie Cheeverらが運営する知識共有サービスで、これまでのところトラフィックの4分の1がモバイルからのものなのだそうだ。この傾向はコンシューマ向けサービスに共通するものであり、モバイル環境にて使いやすいサービスを提供することはサービス提供者にとって必須のこととなってきている。
「モバイル比率は今後ますます高くなっていく一方だと思うのです」とCheeverは言っている。「ネットワークでコンテンツを閲覧するのに、モバイルデバイスしか使わないという人がどんどん増えています。そうした傾向に対応しようと考えたわけです」。
アプリケーションはGoogleのPlayストアおよびAmazonのアプリケーションストアで同時公開となっている。機能的にはサイトで行えることとほとんど同じことができるようになっている。ボードを作成したり、コンテンツの再投稿をしたりなどのように、一部未対応の機能もあるが、すぐにも使えるようになると思われる。
今回リリースされたAndroid版では、Androidプラットフォームで用意されている機能を十分に活用している点もなかなか興味深い。
「iPhone版とはルック&フィールの面でもいろいろと異なっています。これはIce Cream Sandwich(昨年末にリリースされたAndroidのバージョン名)リリース時に発表されたガイドラインに則って、Androidのデザインスタンダードを実装しているからです」とQuoraでデザインを担当するAnne Halsallは述べている。
たとえば、オプトインすれば、通常のGoogle検索と一緒にQuoraでの検索結果も表示されるようになる(上のスクリーンショット参照)また音声検索機能にもきちんと対応している。
また、ホーム画面上で投稿された質問やボードの更新状況を表示する、カスタマイズにも対応したウィジェットも用意されている。
「こうした機能に対応することによって、より一層Quoraを使って貰えるようになると思うのです」と前出のHalsallは言っている。
ただ、Quoraのモバイル戦略を支えていくには、現在の開発チームは少々小規模に過ぎると言えるかもしれない。そのせいもあってか、次にサポートするプラットフォームについての話などは出てきていない。また、このAndroid版リリースに1年ほどもかかったのも、やはりチームが小さすぎることにも原因があったのだろう(ちなみに、Quoraは現在Androidの開発者を募集している)。
いろいろと制約がある中ではあるが、FacebookのようにネイティブアプリケーションとHTML5版の間で紆余曲折するというようなことはなかったようだ。
アプリケーション内で、回答を書いたり、コンテンツを評価するといったような、インタラクティブな操作を行う部分についてはネイティブアプリケーションとして実装されている。一方でサイトに投稿されたコンテンツ内容の表示にはHTML5を利用するという切り分けがなされている。
「どちらが優れているのか、というような宗教論争はしたくありませんでした。またHTML5で実装したサイトの単なるラッパーにもしたくありませんでした」とCheeverは述べている。「場合に応じて最適の選択をしようと考えてアプリケーションを構築しました」。
「画面レイアウトやインタラクティブ操作を行う部分ではウェブ技術をあまり用いないようにと考えました。レスポンス面や、アプリケーションの統一感を出すには、やはりネイティブなアプリケーションを開発すべきだと考えたのです。またAndroidの機能を必要とする際には、自由に呼び出して利用することもできました」とHalsallも述べている。
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(翻訳:Maeda, H)




