好きなシーンの寄せ集めビデオをWeb上で簡単に作れるサービスReelSurferが$880Kを調達

Y Combinatorのこの前のクラスから生まれたReelSurferは、いわばビデオの“tl;dr”だ*。言い換えるとReelSurferは、YouTube上の好きなビデオから特定のシーンを見つけることが難しい、というフラストレーションから生まれた。シーンの検索は、失敗に終わることが多い。目的のシーンやシーケンスを含むビデオを運良く見つけても、それをダウンロード、ビデオ編集ソフト用に変換、そして目的のシーンを切り取る(クリップする)、それを再変換してYouTubeにアップロードする…この一連の作業がたいへんすぎる。〔*: tl;dr, too long; didn’t read, 長すぎるので読まなかった。〕
ReelSurferが開発した技術を利用すると、どのWebサイトのどんなビデオでもユーザが簡単にクリップ(切り取り)でき、自分のブラウザを使い、ReelSurferのWebサイト上でビデオを編集できる。複数のクリップを一本のビデオにまとめて、ソーシャルネットワークなどの上で友だちと共有することもできる。
…と書くと簡単に見えるが、でもReelSurferには、一般消費者を、ビデオのクリエイターや、キュレーター、マッシュアップアーチストなどに変える力がある。協同ファウンダのNeil Joglekarが今日、88万ドルのシード資金の調達を発表したのも、投資家たちのそんな期待を物語っている。今回の投資家は、The Otto Group、TriplePoint Capital、Y Combinator 、それにエンジェル投資家のWilliam Fay(The Hangoverのエグゼクティブプロデューサー)や300 and Independence Dayなどだ。
資金を得たReelSurferは今、同Webサイトのいくつかの改良に取り組んでいる。ユーザがサイト上で“リール”(ビデオのコレクション)を作る、コンテンツをリミックスする、気に入ったビデオをまとめてマッシュアップを作る、などの機能は前からあるが、共有は一度に1リールしかできなかった。それが今度からは、一度に何本でも共有できるようになる(Facebook、Twitter、メール、ページ埋め込みなどで)。またFacebook上では、再生がその場でできる。
もう一つの便利な改良は、目的箇所を見つけるためにビデオの矢印ボタンをドラッグしなくてもよくなったことだ。今度からはキーボード上の”A”や”S”キーでクリップの開始時間を秒まで指定し、”D”と”F”で終了時間を指定できる。
また編集が完成したビデオの再生は、いちいちそれを目的サイト(YouTubeなど)にアップロードしなくても、ReelSurfer上ですぐにできるようになった。
ReelSurferは今日(米国時間9/17)、法律事務所の大手Orrickとの共催でビデオマッシュアップコンテストを行っている。参加者は、Web上の至るところからビデオのクリップを切り取って、「スタートアップへのアドバイス」というテーマのリールを作る。笑いがあっても、涙があってもよい。ReelSurferの協同ファウンダが挙げる例は、“How to Pitch Successfully”(ピッチ(売り込み)の上手なやり方)や“Fundraising Advice”(資金調達のアドバイス)だ。
大賞を取った三名は、それぞれ30分、VCと会って話ができる。協賛しているVCは、Garry Tan(Y Combinator)、Alex Niehenke(Crosslink Capital)、Kristen Green(Forerunner Ventures)などだ。参加申し込みは、ReelSurferのこのブログ記事をよく読んでから。.



