楽天とイー・アクセスが新会社設立–楽天スーパーWiFiを開始
本日、楽天とイーアクセスの共同記者会見が行われ、新会社の設立および新サービスの開始が発表された。新たに設立された会社は「楽天イー・モバイル」で、会社名から予想がつくだろうが、モバイル通信事業を行う。楽天イー・モバイルは楽天が51パーセント、イー・アクセスが49パーセントを出資し、出資総額は5億円とのこと。また、代表取締役社長には楽天の常務執行役員兼CMOの中島謙一郎氏が就任した。
共同記者会見には楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏、イー・アクセス代表取締役会長の千本倖生氏が登壇し、なぜ楽天が通信事業に参入するのか、なぜイー・アクセスが楽天と共同で新会社を設立したのかという点に関しても語られた。
三木谷氏によると、「楽天のサービスにアクセスしてくるユーザーのうちモバイルやタブレットの割合が増えてきている。ネットショッピングや電子書籍の配信などを行っていくうえで、ユーザーのニーズの1つとして、もっと高速な通信が欲しいというものがある。通信はもっと高速なる必要があり、さらにマルチデバイス対応になるべきだ」とのこと。そこで、日本のモバイルブロードバンド市場で50パーセントのシェアを誇り、高い技術力を持っているイー・アクセスと力を合わせることによって、さらに良いサービスを提供できるという。
対して千本氏は、「楽天の巨大なユーザー基盤をもっていて、これは最も強力なデータベースである。これを活かしてネット通販ユーザーにリーチし、高速なモバイルブロードバンドは専門家だけのものではなく、全ての人のためだと伝えたい。」と語った。楽天会員数は7,833万人というから、楽天ユーザーにリーチできるメリットは大きいだろう。
この新会社、楽天イー・モバイルで始めに提供されるのは「楽天スーパーWiFi」、LTE対応のモバイルデータ通信サービスだ。製品のスペックは現在イー・アクセスが提供しているPocket WiFi LTE(GL04P)と変わらず、重さ140グラム、連続通信時間は約9時間、通信速度は下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsとなっている。また、料金も同じで端末価格が0円(2年契約縛り)、月額3,880円だ。
イー・アクセスと違う点は申し込み時の容易さと特典にある。楽天イー・モバイルでは楽天IDを使って申し込むことができるため、面倒な契約手続きがほぼ無い。申込フォームには会員情報が自動で入力されるため、必要なのはクレジットカードのセキュリティコードという。特典は2つある。まず加入者は契約時に、kobo Touchか楽天スーパーポイント(楽天市場で使えるポイント)を5,000ポイントのどちらか好きな方をもらえることだ。さらに2年間は楽天市場で買い物をするとの楽天スーパーポイントが通常時の3倍にもらえるそうだ。
今後の具体的な目標や計画は語られなかったが、記者の「日本でも発売されるであろうkobo arcと楽天スーパーWiFiのパッケージ販売などをする予定はあるか。」という質問に対しては将来的にはやっていくかもしれないと回答した。
楽天スーパーWiFiの予約は本日から可能で、実際のサービス提供は10月1日からとなる。予約はこちらのサイトから行える。


