Baxterが代わりに残業してくれる―安価で誰でも作業を教えられるロボットが労働革命を起こす?

このロボットがいきなり世界中のホーマー・シンプソンみたいな労働者の仕事を奪うようなことにはならないだろう。しかしボストンを本拠とする Rethink RoboticsのBaxterには要注目だ。このロボットはわずか2万2000ドルだが、単純作業をすべて引き受ける能力を持っている。簡単な設定で商品の箱詰や組立などを教えることができる。Baxterにはロボットの労働組合ができるまで次々にあらゆる仕事を教えていくことができる。

現在Baxterが得意なのは機械の操作、積み込み、積み下ろし、製品の仕上げなどの工程だ。従来人手で実行していた単純な繰り返し作業をBaxterに設定するのは簡単だ。従来の作業を補助(あるいは置き換える)ための設定にはものの数分しかかからない。誰かがYouTubeにコメントしてとおり「2万2000ドルといえば見熟練労働者1人の年間給与相当で、しかも税金も健康保険も人的資源管理のコストも通勤のための駐車スペースも必要ない」。

このロボットは笑ってしまうくらいユーモラスな形状で、顔にあたる部分に大きな液晶モニタが取り付けられ、普段は大きな目玉が表示されている。丸っこい真っ赤な二本の腕が作業を担当する。手に当たる部分にはモノを挟む平行な指、または真空式吸盤が装着できる。動作を教えるには実際の作業のように腕を動かしてやるだけでよい。

あるユーザーの証言では「このロボットを工場に運び込んで45分後にはもう実際に仕事を始めていた」ということだ。もしかするとわれわれは新たな労働革命の前夜にいるのかもしれない。Baxterは多様な仕事をこなせる上に病欠もせず、誰でも仕事を覚えさせることができる。誰かBaxterにかわいいRoombaを紹介してやるといい。Baxterの顔はちょっと寂しそうだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)