AmazonのMechanical Turk+質の保証=Houdini, 知らない人に仕事を頼む不安を解消

人手を要する作業で、今いる頭数ではできない仕事が発生することがある。そういうとき、AmazonのMechanical Turkのようなサービスに頼むと、わりと安上がりにその仕事を終わらせることができる。でも、Houdiniの連中はこう考えた: 仕事の結果が良質であることの確実な保証が、最初に欲しいときにはどうするのか?
この問題を解決すべく協同ファウンダのMuhammad At-Tauhidiらが立ち上げたHoudiniが、ニューヨークのERAのデモデーに登場した。彼らの目標は、知らない人に仕事を頼んだときの、質に関する不安を解消すること、だ。
Houdiniは、汚れ仕事をするMechanical Turkみたいなサービスと、ユーザのあいだに立つ。ログインしたユーザは、アクションとデータタイプを指定して仕事をリクエストする(下図)。アクションはたとえば「編集する」、データタイプは「記事」だ…これの仕事は“清書”や“校正”だろう。ユーザはさらに、その仕事の細かいニーズも書く。するとそのリクエストが、Amazonの数千人のMechanical Turksに送られる。
それだけではなくHoudiniは、無名のワーカーたちをあらかじめ、彼らの特技別に分類している。どうやって分類したのか? 協同ファウンダのAt-Tauhidiは、“いくつかの測度と、人工知能と、社内的な調査”を駆使した分類だ、と言う。仕事をやらせてみてHoudiniの分類が正しくなかったときには、ユーザはそのことをHoudiniに報告して分類をより正しくしてもらう。
Houdiniのような、アウトソースする仕事の品質を管理するサービスは、かなりニッチだろう。でもすでに、このサービスを気に入っているユーザ企業がいくつかある。たとえば本誌のDisrupt NYに出たSnipSnapは、HoudiniのAPIを使って、ユーザの全クーポンが期限内に使われたかを調べた。At-Tauhidiによると、2012年の初めに立ち上げたHoudiniは、これまで8000時間の仕事を仲介した。今はまだ非公開ベータだが、ユーザ登録を待っている企業が380社おり、55000ドルを売り上げた。けっこう、未来は明るいようだ。



