Mozillaの未来派ログインシステムPersonaが公開ベータに入る–OpenID, OAuthのリプレースをねらう

OpenIDとOAuthに代わるMozillaの実験的な分散ログインシステムPersonaが、公開ベータに入った。MozillaはPersonaを宣伝する言葉として、“Webサイト上でパスワードを完全に不要にし、しかも安全でセキュアで使いやすいログインシステム”、と言っている。Personaはユーザのメールアドレスを使って当人をサードパーティのサイトに対し同定し、その際にMozillaの二つの既存のサービスを使う: 認証とユーザデータの暗号化を取り扱うBrowserIDと、Mozillaのサーバへの接続のお世話をするFirefox Syncだ。
試してみたい人は、ここでサインアップする。ログインシステムとしてPersona を提供しているサイトは今すでにあまりにも多いが、お試しのためにはOpenPhotoへ行って、ご自分のPersonaアカウントでサインインしてみるとよいだろう。
MozillaはFirefoxブラウザで有名だが、この非営利団体はこれまでも長年、そのほかのWeb関連製品やスタンダードにも取り組んできた。その中でもMozillaがつねに関心を集中していたのが、オンラインのアイデンティティと、ブラウザでそれを管理するための技術だ。
Personaは2011年の誕生時にはBrowserIDと呼ばれ、今年の初めに名前を変えた(しかしこのプロジェクトを支える技術は今なおBrowserIDと呼ばれ、またFirefoxのテーマのPersonasも、そのまま残っているから話がややこしい)。当時Mozillaはこのプロジェクトについて、こう言っていた: “Mozillaが提供する完全なアイデンティティシステムであり、今設計中の部位とユーザ体験の集まりにより、ユーザのオンラインアイデンティティの全体を管理し、その中核的な価値としてユーザによるコントロール、安全性、および利便性を提供する”。
Personaのチームによると、その後システムの各部はほぼ完全に改作され、最初のサインアップやパスワードのリセット、ログインのユーザ体験が大幅に改善された。今では25以上の言語をサポートし、“グローバルなオーディエンスに対応できる”ということだ。
Personaを自分のプロジェクトに組み入れたいデベロッパには、新たに改良されたAPIが提供されている。MozillaによるとPersonaは、既存のログインシステムと共存でき、わずか数時間で(デベロッパのプロジェクトに)統合できる。



