来週フランクフルトでは大量のブタが飛び交うもよう―Rovio、世界最大のブックフェアでeブック・アプリの発表へ

Angry Birdsはモバイル・ゲームとして空前のヒット作となった。メーカーのRovioiはその勢いに乗って、オモチャ、絵本、Tシャツ、シリアル、テーマパーク、映画、別のゲームへと手を広げている。だから今朝(米国時間10/4)、Rovioからさらに新しい事業に進出するという案内が届いたときには少々驚いた。
鳥をパチンコで飛ばしてブタの家にぶつけるモバイル・ゲームであっという間に世界的ブランドになった(そして海賊版をものともしていないらしい)Rovioだが、eブックへの本格的参入はまだだった。
来週、Rovioはeブック・アプリ市場に進出する。その舞台として選ばれたのは出版業界で世界最大のイベント、フランクフルト・ブックフェアだ。Rovioの広報担当者によると、ごく近々に複数のアプリの一般公開が予定されているという。
案内状にはご覧のとおりたいした情報は書かれていない。ただし見慣れた赤い鳥がおらず、代わりにたくさんのブタの頭が転がっていることにすぐ気づく。おりしもRovioはブタを主人公にした新ゲーム、BadPiggiesのプロモーションに余念がないからこれはうなずける。Angry BirdのURLをクリックするとBad Piggiesのダウンロードを促す画面になる。
興味がもたれるのはRovioがeブックの特性をどう活かすかという点だ。これまでRovioが出してきたのは本とは全く関係ないモバイル・ゲームと印刷版を単にそのまま電子化した本だった。eブック・アプリが本領を発揮するのはテキストによる記述と対話的な機能が巧みに一体化されている場合だろう。この点でRovioにはもちろん実績がある。これまで対話的電子書籍アプリは図鑑などノンフィクション系の分野で成功をおさめてきたが、冒険といったフォーマットでもおもしろそうだ。
出版業界に対する最大の脅威はAmazonではなくAngry Birdsだという意見も出ている。さて出版界最大のトレードショーでRovioの一行がどんな反応を呼び起こすか楽しみだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)


