乳がん検出ブラが、早期に腫瘍を見つける

年間推定3万9500人の女性が乳がんで亡くなっている。しかし、もし十分早く発見されれば、5年生存率は95%以上だ。この新しい乳房組織検査ブラを使えば、女性は普段着の快適さで継続的に検査を受けられる。3箇所以上での臨床試験の結果、このブラは腫瘍の92.1%を正しく識別した。一方定期マンモグラフィー検診の精度は70%だ。さらに重要なのは、このブラが従来のスクリーニング検査より最大6年早く腫瘍の兆候を示す、皮膚温度の微妙な経時変化を測定できることだ(詳しい説明は下に貼った会社のビデオを参照されたい)。

興味深いことに、2009年に国の影響力のある専門調査委員会が、40歳未満の女性は定期的なマンモグラフィー受診をやめるよう勧告した。これは、高確率で起きる偽陽性のために、多くの女性が不必要な治療を受ける結果になっているからだ。がん検出ブラが広く使われるようになると、腫瘍の検出が増やすだけでなく、偽陽性も増やすことになるため、医学界はこの新技術に責任ある態度で取り組む必要がある。

First Warning Systemsは、この乳がん自己診断ブラを2013年にヨーロッパで、FDA申請中の米国では2014に販売する計画だ。

[Via Mashable Via CNET]

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(翻訳:Nob Takahashi)