お金に困ったWikiLeaks, 一部の情報を有料化, Anonymousらが怒る

各国政府のドキュメントをリークする悪名高きWikiLeaksが、一部のファイルへのアクセスを有料化する。グローバルな支払決済システム(Visa)によるWikiLeaksへの送金停止を合衆国が支持して以来、同サイトはサイトの運営経費やファウンダJulian Assangeの裁判費用などの捻出に苦労していた。トートバッグやTシャツの売り上げは微々たるもので、ついにWikiLeaksは、ペイウォールの導入に踏み切らざるを得なくなった。Wired誌の記事によると、それらのファイルへのアクセスは、ユーザが寄付をするか、または寄付募集のビデオをソーシャルメディアで共有しないとできないことになる。これに対し、かつてその意地悪な支払決済システムを攻撃したこともある強力なハッカー集団Anonymousは、WikiLeaksをボイコットしている。

“結論としてわれわれは、WikiLeaksの今ある姿–Julian Assangeのワンマンショウ–を支持できない。しかし同時に明言しておきたいのは、WikiLeaksの元々の考え方は依然支持している、ということだ。それは情報の自由と透明な政府だ。残念ながらわれわれの理解では、WikiLeaksはもはやこの理想を捨ててしまった”、Anonymousはこんなメッセージを、テキスト共有サイトPastebinに投稿している。

ファウンダのJulian Assangeは今、エクアドルのイギリス大使館に拘束されているが、各国の政府は、この頑固な南アメリカの国が認めている亡命保護を、合法的に破る方策を模索している。

WikiLeaksが閉鎖されても、何らかの形でドキュメントのリークというサービスは続くのか?  広く信じられているところによると、WikiLeaksはアラブの春で重要な役割を演じた。チュニジア政府の腐敗の証拠となるドキュメントを公開したのが、WikiLeaksだ。The Wall Street Journalなどそのほかのメディアも、ドキュメントのリークサービスを試みたが、失敗に終わっている。

WikiLeaksは政府やそのパートナーたち(たとえばThe New York Times)と戦う反面、公開すると諜報員などの身に危険が及びかねない情報は、隠してきた(その行為の是非については議論がある)。

WikiLeaksがお金とともにオンラインの友だちも失うことによって、透明な政府を求める、激しくかつ混乱をきわめた運動も、その存続が危うくなっている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))