Windows 8が大企業の職場環境で成功する10の理由

Windows 8が仕事の世界で成功すると思われる理由はいくつもある。しかし今の市場では、それは保証された成功ではない。PCの売上が、下降を続けているからだ。Gartner Researchの報告では、第三四半期のPCの販売台数は昨年同期に比べて8%落ち込んだ。
しかし、PCの市場に勢いがなくても、エンタプライズではWindows 8の未来は明るい。Constellation ResearchのファウンダRay WangとSkypeで雑談をした結果、その理由が10項目、浮かび上がってきた:
- 至るところで長く使ってきたOffice 2003から、そろそろ替え時。
- Windows 8はITを大企業のCIOにも理解できる形で消費者化した。
- タイルとMetroスタイルのUIは妥当なUXをもたらす。
- Windows 8はデスクトップ、モバイル、ウルトラブックなど複数の異なる画面に亘って、統一された共通のプラットホームを実現。
- 複数の優良クラウドの総合的管理は、逃げる猫を捕まえる努力に似ている。Windows 8はそれ一つで企業が必要とする安定的なスタンダードを提供する。
- レガシーアプリケーションが動くのでオペレーティングシステムのアップグレードが簡単。
- Microsoftがイノベーションの先頭走者である必要はない。Windows 8を採用したエンタプライズも後から徐々に市場のイノベーションに追いついていく。
- Windows 8でCIOは自分の立場権限を固められる。
- SurfaceはWindows 8 RTが動くが、ラップトップとしても使える。知識労働者が毎日のルーチンワークをこなすのに向いている。
- モバイルデバイスの管理とセキュリティ機能が最初からあるので、エンタプライズに向いている。
以上のように、大企業にはWindows 8を採用するもっともな理由があるが、ぼくの意見としては、中小企業は採用しないほうが良い。彼らにとっては、選択肢が非常にたくさんある。たとえば、Google AppsでもZohoでも良い。文書を一箇所に保存したいなら、DropboxやBoxで十分だ。
アプリケーションやサービスの選択肢が多い、という点では大企業も同じだ。しかもそれらは今後ますます増え、低コスト化していく。そうなることは、避けられない。高速ネットワーキングはますます安くなり、ストレージはSSDなどの登場でより高度なテクノロジになる。クライアント機上のメモリとコンピューティング能力は倍増し、サーバサイドでもここ数年、伸縮自在のエラスティックなインフラが普及している。最新高性能のオペレーティングシステムなどなくても、高速なアプリケーションと大量のデータを使える時代だ。モバイルだけは例外で、そこは三つのオペレーティングシステム、iOS、Android、そしてWindowsが支配する世界だ。
Microsoftの、競合製品を排除する性向が、顧客を慎重にさせている。必要なものはWindows 8に何でもあるから、ほかのアプリケーションやサービスは要らない、という説ももっともだ。でもこれからの顧客は、市場で入手できる多様な選択肢と、たった一つのモバイルプラットホームに依存しすぎることに伴う罠、この二つを天秤にかけてみるべきだ。


