収益構造転換中:FacebookのQ3広告収入の14%はモバイルから

Facebookは今日の収支報告で、同社がモバイル広告企業に転身するかという大きな疑問に答えを出した。2012年Q3の全広告売上の14%、約1.5億ドルがモバイルによるものだった。

従来のスポンサー記事に加えて新しい非ソーシャルなアプリインストール広告およびページ広告が、広告主を確保し始めているようだ。この数字は今後もユーザーの変化に合わせて著しく伸びる必要がある。モバイル月間アクティブユーザー数は前年比61%で6.04億人になっている。

Mark ZuckerbergとSheryl Sandbergによる収支会見の録音を貼っておく。

総広告売上は前四半期比6.7%増、対前年比32%増だった。これは最近の伸び率としてはごく控えめだ。Facebookが2月末までモバイルには広告を載せてもいなかったことを踏まえると、小画面上での広告の増加はもっと大きくてもよかっただろう。

しかしFacebookはつい最近いくつか有望なモバイル・マネーメーカーを開始したばかりだ。アプリインストール広告は、デベロッパーがアプリストア以外で自社アプリを見つけてもらうための主要な方法になるかもしれない。Facebookは、他のアプリやモバイルサイトの外部モバイル広告ネットワークでの運用も模索している。これはFacebookが自社サイトの広告を増やすことなく収益を上げる手段になる。

これらによってFacebookは、アプリに飢えるスマートフォンユーザーからさらに金を搾り取ることができるだろう。一方でFacebookのEコマースへの参入、Facebookギフトは年に何回かネット購入する人によるユーザー当たり売上をすぐに倍増させる可能性を持っている。ただし、そのためにはギフトの購入を習慣化する必要がある。さらにはギフトサービスを第一世界の海外市場で展開する必要がある。特に英国とヨーロッパ西部だ。そのためにはローカライズと配送の問題を克服しなければならない。

残念なことに、ギフトもモバイル広告ネットワークもアプリインストール広告も、南米やアフリカなどの新興市場でのFacebookアクセスに利用されている多機能携帯電話を排除することになる。いずれはそれらのユーザーもスマートフォンにアップグレードするだろうが、データ通信は依然として低速で高価であるかもしれない。

多くの人々がスマートフォンを使用している米国とカナダでは、ユーザー当たり平均売上(ARPU)は3.20ドルから3.40ドルへと増えた。また「その他」の地域では0.44ドルから0.47ドルと伸び率としてはわずかに高かったが、Facebookで最も成長の早い市場でのARPUが〈未だにわずか0.47ドル〉なのだ。

Facebookは多機能電話で高いARPUを得る方法を見つける必要がある。今日発表されたモバイル売上のデータは、投資家たちが望んでいたほどには魅力的ではないが、堅実なスタートを切った。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)