ホリデーギフトガイド:シェイクスピア好きにはこれ。iPadアプリケーションの「Explore Shakespere」シリーズ

簡単な説明

iPad版アプリケーションの「Explore Shakespereシリーズ」は、シェイクスピアの戯曲をインタラクティブに楽しむためのものだ。販売元はイギリス出版界の中でも名高いCambridge University Pressだ。現在のところシリーズには2作品がラインアップされていて、「マクベス」と「ロミオとジュリエット」がある。作品にはテキストのみではなく、役者の読み上げる音声も入っていて、さらには写真、用語集、注釈、プロット紹介、学術的背景、論文なども同梱されている。学生にとってはもちろん、シェイクスピアに興味があるという人には最適のギフトではないだろうか。

詳細な説明

製品の特徴:

  • 演劇調で読み上げる音声データ
  • 読みながら即座に参照できる用語説明ないし注釈あるいは研究論文、プロット紹介、作品解釈の歴史等
  • 100以上の劇中写真
  • シーンや登場人物毎に整理したワードクラウド機能
  • テーマ・タイムラインおよび登場人物相関図
  • 全文検索およびハイライト、およびフィルタリング機能

製品情報:

  • 希望小売価格:13ドル99セントないし9ドル99セント(11月末までの特別価格で8ドル99セントおよび5ドル99セント)。訳注:日本のiTunes Storeではいずれも1200円。
  • 販売時期:現在販売中
  • 取扱店:iTunes App Store
  • MacbethおよびRomeo and Juliet

iPadアプリケーションの機能詳解…

…シェイクスピアの戯曲「マクベス」および「ロミオとジュリエット」をインタラクティブに楽しめるようにしたもの。アプリケーションにはテキストのみならず、全体を通した音声データも同梱。聞きながら情景を頭に思い浮かべることができる。音声データは単にストーリーを読み上げるものではなく、背景のSEなども付いたドラマ仕立てのものとなっている。収録には著名な人物も参加している(Kate Beckinsale、Michael Sheen、およびFiona Shaw等)。音声はもちろんオン/オフの切り替えができ、オンにすると進行にあわせてテキストがスクロールするようになっている(セリフ学習にも最適)。

さらに本文を読みながらすぐに用語の意味や注釈を参照できるようにもなっている。文字をタップすれば意味が表示されるし、変わった言葉遣いや珍しい単語についての説明を見ることもできる。画面は最低限の付加情報しか表示されないシンプルモードにも、あるいは写真やプロット紹介、注釈や解説などを表示する詳細モードにも設定できる。作品についての詳細な解説も入っており、ワードクラウドを表示してさまざまな観点から作品について調べることができる。あるいは話を見失ってしまったようなときには、作品の流れを図解したり、さらには登場人物相関図を表示することもできるようになっている。登場人物といえば、特定の登場人物が登場するシーンのみに絞って読み進めることもできるようになっている。またシェイクスピアの使う言葉自体に興味のある人は全文にわたって単語を検索したり、いろいろなオプションでフィルタリングすることができるようになっている。

シェイクスピアのiPadアプリケーションをこんな人に贈ろう…

学生や劇団で勉強している人に良いだろう。もちろんシェイクスピアが好きだという、一般の人(もちろんiPadを持っている必要はある)にも良い贈り物となるだろう。

この世は…

…まさに舞台であり、そして男も女もみんな役者なのだ(「お気に召すまま」)。シェイクスピアを読んで、つい作品中の言葉を真似してしまう人にも良いプレゼントになるだろう。あるいは学校でシェイクスピアを読まなくてはならなくなったものの、全く面白さがわからないという学生にも適している。オーディオ機能を駆使しながら勉強すれば、きっと楽しめるようにもなるに違いない。

ちなみに他社からもシェイクスピア関連のiPadアプリケーションは販売されている。Sourcebooksからは「ハムレット」、「Othello」、そして「ロミオとジュリエット」が出ている(訳注:こちらは日本のiTunes Storeでは扱っていないようです)。但しこちらの方は戯曲全体の音声データはついていない。過去の有名な上演からとった、部分的な音声を聞くことができるのみだ。マクベスの激情に流れる言葉や、あるいは薄幸の恋人同士の切ない囁きを耳で聞いてみたいと思えば、やはりExplore Shakespeareシリーズを選ぶことになろう。

NB:シェイクスピアのソネットが好きだという人にはThe Sonnets by William Shakespeareが良いかもしれない。154のソネットを、Sir Patrick Stewart、David Tennant、Stephen Fry、あるいはDominic West等の名優による読み上げで見ることができるようになっている。

[原文へ]

(翻訳:Maeda, H)