Red HatがOpenStackのフリー&コミュニティ実装RDOをリリース

今日(米国時間4/15)のOpenStack SummitでRed HatがRDOを発表した。それはRed Hatによると、“OpenStackの無料でコミュニティがサポートするディストリビューションであり、Red Hat Enterprise LinuxとFedoraとこれらの派生系の上で使える”、というものだ。つまりRDOとRed Hat OpenStackとの関係はFedoraとRed Hat Enterprise Linuxとの関係みたいなもの: OpenStackに新しい機能が導入されると、それはまずRDOに統合され、そしてその後、商用サポートのあるプロダクトすなわちRed Hat OpenStackにも載る。
プレスリリースから引用しよう:
RDOはOpenStackのコアコンポーネント…Nova, Glance, Keystone, Cinder, Quantum, Swift, Horizonと、育成中のプロジェクトであるHeat(クラウドアプリケーションのオーケストレーションを支援)とCeilometer(リソースモニタリングと計測)を実装する。インストールはRedHatが開発したインストールツールPackStackにより容易に行える。
上の最後の箇所がややおもしろい。OpenStackは複雑なツール集合なので、インストールが簡単ではない。だから、インストールという障害を取り除いただけでも、(OpenStack実装系として)成功に一歩近づいたと言えるだろう。
RDOという名前の由来は、”Red Hat Distribution of OpenStack”だ。”Fedora”に比べるとかわいげがないが、まあこんなものかな。
Red Hat OpenStackの採用を促進するためにRed Hatは今日、Cloud Infrastructure Partner Programという新事業も発表した。これは、“Red Hat OpenStackを使って顧客のクラウドインフラストラクチャを実装するハードウェア/ソフトウェア/サービス企業のための多層的なパートナー事業”だ。当初からすでに、Cisco、Intel、Mirantisなど25社がパートナーとして加わっている。
OpenStackの最新リリースでは、Red Hatが最多のコード貢献者だ。今日の発表は、OpenStackが同社の経営戦略の重要な部分であることを示している。


