YouTubeが大規模なアップデート予定を発表、動画内ショッピング機能などを2021年中に展開

YouTubeは2021年に数多くの大規模な製品アップデートを予定しており、同社の最高製品責任者Neal Mohan(ニール・モハン)氏のブログ投稿では、その詳細が説明されている。Google(グーグル)の動画ストリーミングビデオサイトはTikTok風のモバイルビデオ作成 / 視聴ツール「Shorts」を米国に拡大し(インドでは現在ベータ版)、YouTube TVをフル機能の家庭内ケーブルテレビの代替手段とし、YouTube Kidsへのカスタマイズとコントロールオプションを追加するとしている。

関連記事:GoogleがClassroomなどのオンライン教育ツールに50以上のアップデートを予定、「Google Workspace for Education」に再ブランド

モハン氏が発表した製品アップデートの多くは、既存のテストやベータ版機能の拡張だが、クリエイターと視聴者双方にとってYouTubeがどのように機能するかを大きく変える可能性があるまったく新しい機能もある。YouTubeの収益化と新しいフォーマットへの焦点はまた、クリエイターを喜ばせ続けたいという願いも示しており、人気の高いモバイルファーストなライバルであるTikTokとの関係を考慮すると理に適っている。

ここではYouTubeが米国時間2月17日に発表した、2021年のロードマップのすべてを簡潔に紹介しよう。

  • 動画内eコマースショッピングエクスペリエンスを現在の限定ベータを超えて拡張
  • チップ機能「Applause」の拡張
  • YouTube Shortsを米国でローンチ
  • YouTube Kidsで個別のチャンネルや動画を子供が観られるように親が指定できる機能を追加
  • YouTube TVに追加される新しい有料アドオンの4Kストリーミング、オフライン再生用のDVR、および無制限の同時ホームストリーム
  • クリエイターによる定義のない一部動画の自動チャプター化
  • アクセシビリティ、検索、ナビゲーションの改善に焦点を当てたYouTube VR体験の再設計

YouTubeは2021年に大きな変更計画があり、これらの変更の一部はプラットフォームのダイナミクスを大きく変える可能性がある。すべてのクリエイターが自分のチャンネルをミニショッピングチャンネルにできる変更はは、プラットフォーム上でビジネスを構築する方法を変える大きな可能性を秘めている。YouTube TVの変革は、同サービスと従来のケーブルテレビおよび衛星プロバイダーのサービスとのギャップをさらに縮めるものになる。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTube

画像クレジット: Olly Curtis/Future / Getty Images

原文へ

(文:Darrell Etherington、翻訳:塚本直樹 / Twitter