世界84万人の専門家データベースLynkが大手銀行UBSとコラボ、クライアントの投資プロセスを加速

Lynk(リンク)は米国時間5月5日、同社の「Knowledge-as-a-service」のプラットフォームがUBSの投資プロセスに統合されると発表した。このコラボレーションは、大手銀行である同行のリサーチアナリストや、ヘッジファンド、プライベートエクイティファーム、政府系ファンドなどの機関投資家のクライアントが、世界中の84万人の専門家からなるLynkのデータベースにアクセスできることを意味する。

2015年に設立されたLynkは、これまで合計3000万ドル(約33億円)を調達した。その中には2021年1月に発表された2400万ドル(約26億円)のラウンドも含まれる。同ラウンドはBrewer Lane VenturesとMass Mutual Venturesがリードし、Alibaba Entrepreneurs Fundも参加した。Lynkは、ニューヨーク、香港、シンガポール、ムンバイ、上海、トロントにオフィスを構え、フォーチュン500企業、投資会社、政府機関など、約200社の法人クライアントにサービスを提供している。

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UBSのグローバルリサーチアナリストはLynkの専門家データベースにアクセスできるようになった。一方、UBS Global Markets(UBSグローバルマーケット)は、Lynkのソリューションを機関投資家に紹介することになる。

Lynkのテクノロジーは、機械学習アルゴリズムによりクライアントとデータベース上の専門家をマッチングする。専門家は幅広い業界とセクターをカバーしており、経営幹部、独立コンサルタント、弁護士、エンジニア、金融アナリスト、科学者が含まれる。プラットフォームにはコラボレーションツールも用意されており、チームは質問と回答のセッションを自動で記録に残し、それを検索したりメモを共有したりできる。

「当社のプラットフォーム機能、ネットワークの範囲と深さ、テクノロジーと組み合わせたカスタマーサービスは、UBSのビジネスへの視座との相乗効果が本当に大きい」とLynkの共同創業者で最高経営責任者のPeggy Choi(ペギー・チョイ)氏はTechCrunchに語った。「UBSは株式調査の分野で非常に強力なイノベーションの実績があります。だからこそ、これはUBSの一連のサービスを著しく拡大します」。

パンデミックの間、Lynkの投資セクターのクライアントは、潜在的な投資の調査とデューデリジェンスの実行のためにリモートでLynkを利用していた。チョイ氏は、移動ができるようになってもこれが続くと予想している。

「投資を行う前にその分野の専門家にあたり、彼らと協力して仮定を検証した上で信念を展開することが欠かせません」とチェ氏は述べた。「私たちはまさに、構造的な変化を目の当たりにしており、それはUBSが顧客から聞いていることでもあります」。

UBSのグローバルリサーチ責任者であるDan Dowd(ダン・ダウド)氏は発表した声明で次のように述べた。「私たちはイノベーションの実績を誇りに思っており、投資家が重要な投資に関わる議論で、いち早く核心に到達できるよう支援することに重点を置いています。Lynkのテクノロジーと専門知識を紹介することで、クライアントの投資プロセスを大幅に加速できる可能性があります」。

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画像クレジット:Lynk

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(文:Catherine Shu、翻訳:Nariko Mizoguchi)