フェイスブックが新ショッピング機能「Shops in Groups」と「Live Shopping for Creators」を開始
Shops in Groupsは、Facebookグループの管理者が、関連するFacebookページにオンラインストアを設置することができる機能だ。得た金をどうするかは管理者次第だが、この機能をテストしたページ、OctoNationの場合、利益は人々にタコ(タコ?) について教育するOctoNationの非営利団体に寄付された。明確な慈善活動を目的としていないグループにとってはこうしたことは難しいかもしれないが、これまでにもFacebookグループがドラマの舞台になったことがないわけではない。しかし、Meta(メタ)の製品管理担当副社長であるYulie Kwon Kim(ユリエ・クウォン・キム)氏は、多くのグループ管理者はボランティアであり、このようなショップは彼らの仕事に対する収入源になるだろうと指摘する。
「お金はグループ管理者に行き、彼らはそれをどう使うかを決めることができます」とキム氏はTechCrunchに語った。「これは、人々がグループを維持・継続するためのすばらしい方法です
Facebookは、2021年11月初めに開催された「Facebook Communities Summit」で、ショップ、募金活動、購読料など、グループの収益化機能の計画を発表していた。
Facebookはまた、スキンケアやメイクアップのグループなど、ユーザーがグループ内で商品のレコメンデーションを求めることが多いと話す。このため、ユーザーがFacebookのショップに掲載されている商品について言及した場合、その商品をタグ付けしてコメントに埋め込むことができるようになっている。グループからの人気商品のレコメンデーションは、ユーザーのニュースフィード内に表示される。
Facebookは何年も前からLive Shoppingを展開しているが、ブランドとクリエイターのパートナーシップがより一般的になるにつれ、これらのコラボレーションをよりシームレスに見せる機能のテストを始めた。そしていま、インフルエンサーが商品を販売する様子を見せるためにファンを別のページに誘導したり、その逆を行ったりするのではなく、クリエイターとブランドが双方のページでクロスストリームを行うことができる。
いまMetaという会社名になったFacebookは2021年、企業やクリエイターのためのショッピングツールの構築に一貫して取り組んできた。だからこそ、ホリデーシーズンが近づくにつれ、Facebookアプリでお金を使う方法を増やしている。これらの機能は、今日からウェブ、そしてiOSおよびAndroidのFacebookモバイルアプリで利用可能だ。
現在、Metaの主な収入源は広告だが、ショッピングへの投資は別の収入源につながる可能性がある。創業者でCEOのMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は今夏、Metaがクリエイターやコマースのツールを充実させていく中で、2023年まで企業やクリエイターの収益をカットしない、と発表した。ザッカーバーグ氏は、Metaが売上シェアを導入する際には、Apple(アップル)の30%よりも少ない取り分にすると述べている。しかし今eコマースのための強固なインフラを構築することで、Metaは将来の利益に向かっている。
画像クレジット:Facebook
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi)