ひったくられたノートPCを自らロックさせるBusKillのUSB磁気分離ケーブル

ジャーナリスト、活動家、人権擁護者は、増大するデジタルの脅威や監視からファイルを安全に保つために、常に戦いに直面している。しかし、突然のひったくりや政府の捜査機関による押収などによるコンピューターの物理的な被害を防ぐのは難しい。

BusKillと呼ばれるプロジェクトは今週、誰かが物理的にコンピューターを奪おうとしてマグネットのコネクターが外れたら、そのPCがロックされる「デッドマンスイッチ」として機能するカスタムUSB磁気分離ケーブルを発表しました。

切断されるとコンピューターをロックするBusKillのケーブル(画像クレジット:BusKill)

BusKillは、2年以上前にDIYプロジェクトとして始まった。ハードウェアがあれば誰でもソースコードをコンパイルすることができたが、Linuxでしか動作せず、部品はすぐに売り切れてしまった。

クラウドソーシングの結果、このケーブルは59ドル(約6700円)から購入できるようになり、macOS、Windows、Linuxで動作する付属アプリも用意され、ケーブルを使う人はボタン1つで簡単に装着・解除することができる。

「ほとんどの人は、内部告発者からの極秘文書を扱ったり、秘密警察が自宅のドアを叩くことを恐れたりしていませんが、BusKillはそのようなレベルのリスクに備えるために設計しました。また、LinuxやCLI(コマンドラインインターフェース)を日常使わないジャーナリストでも使えるようにしたかったのです」と、プロジェクトのクリエイターであるMichael Altfield(マイケル・アルトフィールド)氏はいう。

BusKillは、物理的に離れたときにコンピュータをロックするように設計されているが、Linuxユーザーはさらに、デバイスの暗号鍵をスクランブルし、わずか数秒でコンピュータのデータにアクセスできなくする自爆コマンドをトリガーするようにアプリを設定することが可能だ。

また、磁気ケーブルが切断されときに、コンピューターをシャットダウンするバージョンのリリースも計画している。

アルトフィールド氏は、ジャーナリストや活動家を念頭に置いてBusKillを設計したというが、他にも、休暇で旅行中の人や、暗号資産の取引をしている人など、リスクの高いユーザーのコンピューター保護にも使えるだろう。

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画像クレジット:BusKill

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(文:Zack Whittaker、翻訳:Hiroshi Iwatani)