Y-CombinatorのAirbed And Breakfastが貸家貸室の種類を多様化してAirBnBと改名

AirBed and Breakfastは、食事(主に朝食のみ)付きの短期間借りを求める/提供する人たちのためのポータルだったが、このたびAirBnBと名前を変えて新装開店した(上のリンクはすでにAirBnBだ)。これからは、あらゆる種類の宿泊〜部屋借り〜移住ニーズのためのeBayふうのマーケットになる。AirBnBは今ではY-Combinatorの傘下で、このインキュベータの冬期セッションの一員だが、最初にAirBed and Breakfastという名前で立ち上げたのは昨年の8月だ。しかし彼らはこれまでに、ユーザが望むのは間借りの情報だけでなく、アパート、貸家、休暇用貸家などいろんなものを貸したがって/借りたがっていることを知った。ファウンダはサンフランシスコのデザイナーJoe GebbiaとBrian Chesky、それにソフトウェア技術者のNathan Blecharczykで、彼らは、選べるものの種類が多い方が消費者にとって魅力的であることをすぐに悟り、サイトの名前を変えていろんな種類のスペースレンタル情報を提供することにしたのだ。

このサイトをオープンすることはお金の点でも有利だったとCheskyは言う。レンタルが一つ成立すると、AirBnBは旅行者が支払う額の7から10%をもらう(料金が高いほどマージン率は低い)。売った場合には、売り手が受け取った額の3%だ。提供物の種類や数、それに価格の幅が増えるに伴い、AirBnBの上に生ずる取り引きの数も増え、売り上げはそれまでの50%増、そしてついに採算ラインをクリアした、つまり利益が出るようになった。とくにビッグビジネスになりそうなのが、休暇用の貸家/貸室だ。最近、休暇用レンタルの大手老舗のHomeAwayは、$250M(2億5000万ドル)のベンチャー資金を獲得して評価額が$1B(10億ドル)を突破した。

以前のような、うちのエアベッドやカウチに寝ていいよのタイプを今でも受け付けている。ニーズがいまだに多いからだ。でも対象を広げたことによって今のAirBnBには、2500の物件情報と1万人の登録ユーザがいる。eBayのオークションの形をそのまま導入する気はないが、今後は個人だけでなく企業からの物件提供も受け付ける予定だ(ホテルや不動産業者が主)。それは、eBayが前からやっていることだが。

提供物件の多様化とともに、スペースレンタル情報サービスとしてのAirBnBの競争相手の数も増えた。たとえばVacationrentals.comやFree-rental.comは、一般消費者が利用できる短期不動産レンタル情報ハブの例だが、こんなサイトが今とてもたくさんある。でもAirBnBは以前のチープな短期間借りのイメージを生かしつつ、安いアパートや休暇用レンタルを組み入れているから、お気軽に利用できるサイトとして人気が出るだろう。

今の不況で、デラックスな旅行プランははやらなくなったから、安い貸家/貸室がますます売れ線になるだろう。AirBnBを利用するとホテルに泊まるよりも安上がりな旅行ができる。たとえばぼくが見た中には、ミッドタウンのこぎれいなワンベッドルームのアパートで一泊160ドルというのがあった。エアベッドやカウチでなく、アパート全部〔日本的に言うと1LDKぐらいの短期レンタルマンション…ただしこの記事ではオーナーが個人〕だから、悪くない料金だ。それにAirBnBには部屋貸しもカウチ貸しもあり、ワシントンD.C.やパリのような大都市でもこのサイト上の相場は一泊20ドル足らずだ。

そして本誌の読者へのサービスとして、寝る場所や休暇用レンタルハウスを探している人は、今日(米国時間3/4)から月曜日(米国時間3/9)までの利用にかぎり、AirBnBが50ドルの割引きを提供する。このサービスを利用したい人は、ログイン時に”TECHCRUNCH”とタイプしてほしい。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)