HTC EVO vs. iPhone 4のお笑いビデオの作者が会社(Best Buy)をクビになる

iPhone 4 vs. HTC EVOのビデオ(とその反論篇のビデオ)は、ほとんどの読者が見ただろう。そのビデオでは、iPhone 4を買いに来たお客に店員がHTC EVO 4Gをすすめる。笑えるビデオだ。良質なユーモアには必ず、真実が表現されているという意味でね。でも、あれを見て笑わなかった人がいる。Best Buyの経営者たちだ。連中は、あのビデオの作者をクビにしようとしている。

問題のビデオを作ったBrian Maupin(25歳)はミズーリ州のKansas Cityに住んでて、最近の3年半はBest Buyで携帯電話を売っていた。でも、Maupinによれば、Best Buyは彼を本気で解雇するらしい(今現在は”無期限停職”状態だが、会社は解雇手続きを開始した)。その理由が、あのビデオだ。

YouTubeで視聴回数130万回に達するこの人気ビデオを、Best Buy社の誰かが見たらしい。いろんな状況から、作者が社員であることが分かり、そして鉄槌が下った。”iPhone/AppleというブランドとBest Buyそのものに傷を付けた、株主やお客が不快に感じる、と彼らは判断したんだ“、Maupinはそう言う。

でも、ビデオのどこを見ても、iPhoneを買いに来たお客が入った店がBest Buyであることを示唆するものは何もない。ビデオの最初のほうで店員は、自分の店を”Phone Mart”と呼んでいる。Best Buyの店員が着ているブルーのポロシャツも、彼は着ていない。しかもお客と店員は、ピンク色の木のある屋外に立っている。

つまりこのビデオには、Best Buyをうかがわせるものが何一つない。本誌の読者も、この、ぼくが今書いてる記事を読んで初めて、ビデオとBest Buyとの関係を知るぐらいのもんだ。

Maupinによれば、彼は退職を求められたが断った。すると今朝(米国時間7/1)会社は彼に停職を宣告し、人事部と検討のうえ解雇になるだろうと言った。解雇の通知は一両日中だろう、と彼は言っている。”ぼくは会社に提出した文書で、あのビデオはお笑い作品なので、深刻に受け取ってほしくない、あのビデオのせいで株主やお客がBest Buyに背を向けるようになることは、ありえない、と説明した“、とMaupinは自分を守るためにしたことを述べた。

Best Buy社がビデオと彼の関係をどうやって知ったのか、Maupinには分からない。でも、彼が友人とやっているインディーの映像集団Tiny Watch Productionsの作品がYouTube上に2つあり、そこには彼の名前とBest Buyの名前がある。Maupinは、Best Buyの要請に応じてその2つのビデオは削除したが、EVO vs. iPhoneビデオの取り下げは拒否した。どこをどう見ても、Best Buyとは無関係だからだ。

彼は、たぶんクビになるだろうし、そうなってもいいや、と楽観的に考えている。”むしろ、いいきっかけだと思ってる。ぼくは前から、グラフィックデザインやアニメーションの仕事をしたかったんだ。そっちに向かって、努力するしかないね“、と彼は言っている。

では、アンコールをご覧いただこう:

〔後日談: 会社はクビを撤回, しかし本人は…(未訳)〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))