美しきMac用メールクライアントのSparrow、IMAP、優先トレイおよびマルチタッチに対応した新版が登場
昨年10月にSparrowがデビューした際、デザインと操作の容易さについて褒め称える記事を書いた。ただ手放しの賞賛というわけにはいかず、気になる点もいくつか書いておいた。たとえば多くの人が気になったのは、このアプリケーションがGmail専用であるという点だっただろう。また、Gmail専用であるにも関わらず、Gmail本体に備わっている優先トレイなどの機能を欠いていたのも物足りない点だった。しかしバージョンが1.1となり、Gmail以外でも利用できるようになり、また優先トレイの機能も実装された。その他にも数多くの機能が追加で実装されている。
まず特筆しておくべきは、一般的なプロトコルであるIMAPがサポートされたことだ。これによりGmailのみならず、他のプロバイダ経由のメールも扱えるようになった。YahooやAOL、Mobile Meなどのメールを扱うことができるようになったのだ。さらにRackspace、Fastmail、Zimbraなどの提供するカスタムIMAPにも対応するようになっている。
またGmailの優先トレイの利用ができるようになったのも嬉しい。受信箱に表示されるドロップダウンメニューから優先トレイのオンオフができるようになっている(ドロップダウンメニューから未読表示オプションを選択できるようにもなった)。優先メッセージはGoogleが使っているのと同様の黄色いインジケーターでマークされて表示される。
上に記したのは喫緊の課題であったと言えるが、新たにサポートされたマルチタッチ・ジェスチャーも嬉しい機能追加だといえるだろう。ピンチ動作でメッセージをオープンしたりクローズすることができる。3本指のスワイプ動作でパネルにメッセージを表示したり消したりすることもできる。こうした動作にはトラックパッドが必要(マジックマウスでも二本指のスワイプ動作でパネルを開くことはできる)で、デスクトップでSparrowを使うにはMagic Trackpadを用意しなければならない。しかしマルチタッチ・ジェスチャーのサポートは確かに便利だと言える。
他にもフォーマットバー、コンタクトグループ、アカウント毎の複数シグネチャ、ミニマルモード(スニペットの表示をオフにする)などがサポートされた。また数多くのバグ対応も行われた様子だ。
ただ、Sparrowについてスピードの面では未だに不満も残る。IMAPを利用していることから、Gmailを直接ブラウザで利用するのと比べてメッセージの受信には時間がかかる。この面での改善も行われているようではあるが、たくさんのメールを受信する場合などはいらいらすることもある。
また、CPUパワーを膨大に使う点も不満に感じる点だった。ただ1.1ではかなりの改善が見られる。「バックエンドに新たなメールデータベースエンジンを搭載することで、CPUパワーの消費量をおさえられるようになりました」と、共同創立者のDom Lecaは述べている。
まとめるならば、非常にシンプルで見栄えの美しいMac用メールクライアントの性能が向上したことは間違いない。現在SparrowはMac App Storeで販売されているので、現在Sparrowを使っている人は無料で簡単に1.1にアップデートすることができる。新たに使い始める場合、アプリケーションの価格は$9.99ということになっている(無料のトライアルバージョンも用意されている)。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)


