お抱えシェフという贅沢を1コース$10〜$20で大衆化するMunchery

フードサービス業界をディスラプトし、お抱えシェフを持つ体験を民主化*しよう、というスタートアップが誕生した。Muncheryは、お抱えシェフというものを大衆化し、プロの作った高級料理を一般消費者の家庭に届けることを目指す。〔*:ここで言う民主化とは、取引を、個人対個人〜人間対人間の関係に還元してしまうこと。〕
お抱えシェフなんて経済的に無理、という人が多い。でもまた、自分で健康的な、おいしい、栄養バランスの良い食事を作る時間も根気もない、という消費者も多い。’お持ち帰り’を利用する手もあるが、料理の質にむらがある。Muncheryでは、プロのシェフが自分の料理をオンラインで売れる…メニューをアップロードし、最少オーダー数を決め(オーダーは「コース」が単位)、配達可能区域を指定し、配達のスケジュールを告示する、などなど。
消費者はZipコード(郵便番号)で自分の地域に配達可能なシェフを検索する。今はサンフランシスコ地域だけだが、今後は自分の住む都市でシェフを探せるようにする予定だ。料理と数量を決めたら、支払い処理などはMuncheryが面倒見るが、配達時間、場所などはシェフと消費者が話し合って決める。
今Muncheryが提供するのは、個人のシェフ、仕出し屋、あるいは今現在レストランで働いているシェフなどだ。たとえばこれは、サンフランシスコのビルマ料理店Burmese KitchenのDennis Linのページだ*。Muncheryの協同ファウンダTri Tranによると、サイトの登録シェフはシェフの免状(認定証)を持っているプロのシェフでないとだめ。コースの単価は12ドルから22ドルまで。ただし初回だけは10ドルの割引きがある(例: 15ドルのコースが5ドル)。また1週間に複数回利用すると、やはり割引きがある。〔*: 今の軍事政権がミャンマーと改名する前の国名はビルマ。軍事政権を不法視する人びとの中には、今でも「ビルマ」を使う人が多い。〕
プロの料理を家庭に届けるスタートアップは、これが初めてではない。Gobbleもやはり、家庭で作る料理のためのマーケットプレースだ。でも、このアイデアはいいな。AirBnBが家や部屋を借りることを民主化(==業者が介在しない)し、Uberがプライベートなカーサービス(ハイヤー、リムジンなど)を大衆化したように、MuncheryとGobbleは、お抱えシェフという庶民には手の届かなかったぜいたくを、誰にでも手の届くものにする。今後大量の注文が殺到するようになると、Muncheryの正念場になると思うが、でもぜひ、サンフランシスコ以外の都市に、どんどん進出してほしいな。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


