FlickrのデザイナーがFlickrのデザインを批判

写真共有サービスの分野は今でも新顔の登場が続々とあり、つねに熱を帯びている。そしてこれまでの支配者Flickrは、イノベーションが停滞して後塵を拝しつつある。ひとつだけ明らかなのは、Yahooというところで、良い製品設計のための情熱を、ひとかけらでも持つことは、とても苦痛であるに違いない、ということだ。

この苦痛の最新の表明が、FlickrのデザイナーTimoni Westからやってきた。彼女は自分の個人的なブログの“The Most Important Page On Flickr”(Flickrのいちばん重要なページ)と題する記事で、Flickrというサービスをおおっぴらに批判している。記事中でTimoniは、FlickrのContacts > Recent Uploadsのページへのリンクを張り、そのどこが正しくないかを詳しく分析している。細かいことではたとえば、写真を時系列でソートできない、サムネイルが小さすぎる、ユーザの最近の写真を全部見るためにはその人のプロフィールに行かなければならない、などだ。

しかしWestが最大の問題と見ているのは…

“そのページは、基本的なレベルで失敗している。そこは、前回Flickrを訪れてから今日までに、何があったかを見つけるところのはずだ。しかし現在のデザインは、情報を調べるよりもむしろ、ランダムなクリックを奨励している。

そのページは時代遅れであるだけでなく、積極的にFlickrをだめにしている。会員のサイト上のソーシャルグラフは、ますます現実とかけ離れたものになっている。古くからのユーザはサイトを訪れることを忘れ、新しい会員を誘い込んで増やすこともできない。2010年に新会員を相当増やしたFlickrは、それらの新会員がサイトを再訪しないのに、これからもずっと、しっかりした対策をなんにもしないつもりだろう。”

Flickrのパワーユーザたちは、初期のFlickrにあったコミュニティの感覚のあるプラットホームに飢えているので、Instagramや500px、最近ロンチしたMlkshkなどに移りつつある。FlickrのユーザでデベロッパのBuzz Andersenはこう言う: “@Timoniのこのスルドイ記事は、ぼくがこのところ、だんだんFlickrを使わなくなった理由をずばり述べている”。

Flickrは写真家や写真共有者たちのコミュニティという最初の路線から逸脱して、単なるストレージサイトになった、と多くの人が感じている。Jason Kottke (Kottke!) が指摘する問題は: “Flickrが冷蔵庫のドアでも仕事場の掲示板でもなく、ベッドの下の靴箱になってしまった”ことだ。

初期のFlickrエバンジェリストの一人であるThomas Hawkは、コミュニティ性のないFlickrと別れて500pxへ行った: “500pxは初期のFlickrみたいだ。ユーザをたいせつにしている。今のFlickrは、何もしない。[500pxのCEO] Ian Sobolevは、昔のStewart/Caterinaがしたように、ユーザと対話している。今のFlickrは、検閲し、禁止し、削除し、ユーザを見くびっている”。

しかしWestは、”Flickrにはまだ活力が残っている”と書いている。ただし、”その活力で何かを構築しなければならない”、と。彼女の記事のイントロ部分には”この記事の大半は、私が昨年提出したデザイン変更提案からの引用だ”とあるが、しかしどうも、それにふさわしい前向きの力は文章から伝わってこない。

だって、昨年だって!?!?!

未だに、それらしきデザイン変更がないのだから、Westの才能はYahooで見殺しにされたのだ、と思わずにはいられない。Instagramは彼女を雇って、Webサービスバージョンを作るべきだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))