Foursquare CEOのDennis Crowley曰く「クーポンビジネスはVersion 1.0」

Foursquare CEOのDennis Crowleyに行ったインタビューの後編をお届けしよう。Foursquareがどのようにして利益をあげていくのか、という誰もが注目する点について質問をぶつけてみた(前編ではRadar、Siri、モバイルインタフェースのあり方についての話を聞いた)。Foursquareは現在、クーポンビジネスとの提携によるビジネスの可能性を探っているところでもある。グルーポンなどと提携し、Foursquareを使う利用者に近隣のクーポン関連情報なども提供しようとするものだ。しかしFoursquareの選ぶアプローチはそうしたクーポンサービスとは全く異なるものだ。「インターネットを利用してショップに顧客を呼び込むクーポンビジネスは、言わば『バージョン1.0』というべきものだね。Foursquareが実現しようとしているのは『バージョン2.0』の世界だよ」。

グルーポンは、確かにたくさんの客を店舗に連れてくる。この点についてはCrowleyも認めている。「ただ、多くの人が言うように、新たな客がなかなかリピーターになってくれないという問題があるね」。Foursquareでは客側のロイヤリティに重きをおき、そしてロイヤリティの高い客に対して見返り(メイヤーの仕組みや、チェックインスペシャル)を提供するようにしている。Crowleyは商店主に顧客セグメントを示すデータを渡すことでより活発なビジネス展開ができるようになると考えている。何度もチェックインしている人は優良顧客であり、チェックインしなくなってしまった人というのはロストしてしまった客だ(取り戻す方法を考えなくてはならない)。また近隣エリアで同じような施設にチェックインする人は見込み顧客であると考えることができる。

「グルーポンやLivingsocialは、多くの商店主に対して、より良いツールがあるのだということを周知するという点で非常に良い仕事をしたと思う」とCrowleyは言う。「Foursquareとしては、いったい誰が優良顧客なのかを知るための方法を提供できる。そしてRadarやElplore機能により、新たな客を呼び寄せる機能も充実してきているね」。そう、Foursquareは客側の行動記録に留まらず、客側に新たな行動を促す機能も持ち始めているのだ。もしかすると有料で特定の場所をレコメンドするということもあり得るのかと尋ねてみた。Crowley自身はそうした方向でのビジネス展開は考えていないとのこと。しかし全くあり得ない考えでもなさそうだ。

もちろんグルーポンも、いちどきりの訪問ではなくロイヤリティを評価する仕組みを構築しようとしている。そのような中、Foursquareに最も必要なのは、オファーと購買を繋ぐ「回収ループ」(redemption loop)を閉じることだという声があり、その点をCrowleyに尋ねてみた。「私たちは支払いシーンについても何らかの方法で関与したいと考えています」とCrowleyは言う。たとえばAmExと行った提携内容を、他カード会社にも広げていくということが考えられる。これにより、カード決済を行う際にチェックインスペシャルを提供するようにして、回収ループを閉じることができるようになる。Foursquare側でもこのトランザクションデータの一部を入手することができれば、ショップ側にどのようなプロモーションが有効であるのかというフィードバックを行い、さらなるビジネス展開を目指すことができるようになるわけだ。

(本インタビュー前編についてはこちらに翻訳記事を掲載しています)

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(翻訳:Maeda, H)