感謝はスケーラブルになった。ちょっとだけ時間をかけて気持ちを伝えよう

誰かに向かって、あなたは特別だと伝える、相手を気にかけていることを改めて知らせる、思い出を分かちあう、「愛している」と言う ― どれをするのもかつてないほど簡単になった。モバイル機器とソーシャルネットワークのおかげで、愛は今まで以上にスケーラブルになった。ツイートや近況アップデートで友情に感謝する。 あなたの手助けが掛け替えのないものだったと、テキストメッセージやSkypeやメールで送る。人生を楽しくしてくれた人に対して、ウォールへの書き込みや@リプライ、+1、 アップ投票で応じる。わずか数秒で、人との関係を強くし、誰かの一日を有意義にできる。今日、そして毎日、ちょっとだけ時間を使って気持ちを伝えよう。

われわれは、尽きることのない感謝の泉の上に立っている。「ありがとう」を100人の友達に言っても無くならない。遠距離のコミュニケーションも早く安価になり、阻害する要因は気持ちだけだ。たしかに友達20人に対して、何故あなたを愛しているかを携帯メールするのはちよっとしたメンタルトレーニングだ。しかし、それを電話や手紙、実際に会ってやることを想像してほしい。

感謝のデジタル信号は、本物のハグの代わりではない。それは、大切な人に手が届かない時の補助手段だ。20年前、一日のうちに100人の人たちに愛していると伝えることは、直接会う以外ほぼ不可能だった。今や、一対一の会話や抱擁のできない時にも、遠く離れた相手に今も心の中にいることを伝えることができる。テクノロジーによって、われわれはダンバー数を増やすことができる。

一括メールも出さないよりはましだが、短くても心のこもった一人ずつに向けられたメッセージが、特別な暖さとほのぼの感を伝える。このアンチテーゼがFacebookウォールへの型通りの誕生祝いメッセージだ。「誕生日おめでとう!」は相手を気にかけていると言っていると同時に、自らに課した何かの義務を果たすような、罪を逃がれようとしているような感じも与える。相手との共通の体験やかつてもらったアドバイスのことを思い出すのに、それほど時間はかからない。そうすれば相手も「おっ、本当に気にかけてくれているな」と思うだろう。

ちょっとばかり使えるお金があるなら、誰かにPostagramを送るのも良い。なければ、Pingerのアプリ、TextFreeを使えば、無料でテキストメッセージか電話をかけて留守電を受けとることができる。
FacebookやGoogle+のメッセンジャーアプリを使えば、相手が使っているデバイスやサービスを知らなくても連絡を取ることができる。私のお気に入りは、誰かのひどい似顔絵を描いてウォールに書き込むことだ ― 芸術性が低いほど愛情を感じさせる。

クリスマスや感謝祭、誕生日など特別な日に一番難しいのは、今ここに居る時間を守り、中断を避けることだ。大切な瞬間を着信チェックで台無しにしてはいけない。ディナーの後の一人になった時まで待ってから、シェアしたり返信したりすることを考えよう。

デバイスの価値が損われるのは、持ち主がそうさせた時だけだ。彼らはあらゆる力と思いやりをもって、われわれの気持ちをこれまでにない方法で表現させてくれる。

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(翻訳:Nob Takahashi)