Webサイトのビジター行動履歴を対話的なインフォグラフィックで見せるKISSmetrics

独自のアクセス分析により、企業サイト等におけるユーザのサイト利用状況を教えてくれるKISSmetricsが、”KISSmetrics Experiments”という新サービスを発表した。これはGmail Labsみたいに、ユーザがKISSの実験的な機能を試用して、自分のこれからのKISS利用にそれらを含めるかどうかを、決断するためのサービスだ。
Experimentsが最初に披露する新機能は、ユーザが自社サイトや自社のWebアプリケーション、モバイルサイト等の上での、ビジターの対話的なアクションを、視覚化してモニタできる機能だ。これは昨年本誌が紹介した“People Views”という機能を拡張したもので、それは、自社サイト上でのビジターの閲覧行動を分析できる機能だった。また、個々のビジターの、自社サイトにおけるアカウント取得までの閲覧履歴も知ることができた。
今回実験の俎上にのる新機能では、個々の顧客の閲覧行動の変化動向(履歴)や、彼らに共通の利用パターン、いちばん最近のリファラー、次回訪問までの平均時間間隔、なども視覚化される。とくに履歴、というかタイムライン機能では、その顧客がどんなアクションを何度したか、ユーザ登録したのはいつか、これまでに何度アップグレードしたか、自分のダッシュボードを何度見たか、などなども分かりやすく視覚化される。とくに、いろんな量が円の大きさで表されるので、非常に見やすい視覚化だ。
上の画像でお分かりのように、複数の円が線でつながっているときには、顧客が登録時に行ったアクションの過程を表している。KISSmetricsの協同ファウンダNeil Patelの説明では、彼が最初の会社Crazy Eggにいたときに、“未来のアクセス分析と顧客データの提示には対話的視覚化が必須である”と悟った。たしかに、Google Analyticsなど既存製品のユーザ(サイトのオーナー)たちは、技術知識の有無にかかわらず、ユーザのビヘイビアに関するデータの充実を、分かりやすい視覚化された形で欲しいと思っている。
今回の実験機能は、ややこしいユーザアクションデータを分かりやすく視覚化するだけでなく、Web上、モバイル上、Facebookアプリ上などなど、企業サイトの顧客ユーザの対話的アクションの履歴のすべてを、まさに360°の視野で見せてくれることが特長だ。Patelによれば、それができるのはKISSmetricsだけである、と。
Experimentsそのものは正規の製品なので、ユーザは上述の“タイムラインビュー”などを気軽に試用できる。アクセス分析で競合するMixpanelやRJMetricsなどは、ユーザデータとして“Cohort Reports”(コホート分析)を提供しているが、コホート(同一属性者の集団)ではなく個々のユーザデータをビジュアルに見せるのは、KISSmetricsが初めてだという。しかも単なる「表」ではなくて、多面的な視覚化表現なので、その点でも同社は進んでいる。
Patelによれば、顧客データを分かりやすく視覚化する方法は、まだまだいろいろあり、今回のはそれらの内の“最初の実験”にすぎない。たとえばこれからは、コンバージョン(実客化)の過程を完全かつ正確に視覚化できれば、それは企業の大きな武器になるだろう。登録の過程で落ちこぼれる(去ってしまう)ユーザを把握できれば、サイトのインタフェイスデザインの改造のきっかけになる。さらに、自社サイトをアップグレードしたり新機能を加えたときの、ユーザ行動の変化も分析したい。…というわけで、Webサイトのビジター分析は、意外と大きな仕事なのだ。
同社は昨年、ビジターデータの取り扱いで問題を起こしたので、最近プライバシーポリシーを一新した。
詳しくは、KISSmetricsのホームページで。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))



