Y Combinator S12デモ 第4弾 : Vayable、Light Table、viaCycleなどを一挙紹介

viacycle[編集注:この記事は米国の8月21日に掲載されました]私たちはY Combinatorデモ・デーの第4セッションを見終えたところだ。これが本日公開できるスタートアップの最後の回となる。というのも、最後のグループは全てオフレコとなるからだ(まだローンチしていないという理由などで)。

これまでのセッションの記事は、こちら(第1弾)とこちら(第2弾)とこちら(第3弾)で読むことができる。

本日のこの時点で、相当数のスタートアップのデモを見てきたので、みんな目が少しとろんとなりかけていると思う。が、いい会社はまだまだある。それでは始めよう。

STUDYEDGE – 大学生向け家庭教師が人気急増

StudyEdgeの創業者は、別の大学生向け家庭教師サービスのローンチがうまくいっていないことを認めている。しかし、彼らはFacebookのようなネットワーク効果を備えたプラットフォームを構築できたそうだ。同社は各章のまとめのビデオやコンセプトビデオ、問題演習を含むコンテンツを作成し、Facebookやモバイルアプリを通じてそのコンテンツを配信している。学生は、ユーザーが質問を投稿したり回答したりできるインタラクティブなクラス掲示板で、助け合うことができる。質問に正しく回答すると、現金や商品に交換できるKarma Pointを獲得するのである。

同社によると、現在3大学で1万人の有料ユーザーが登録しており、今秋、100校にまで拡大するつもりだ。昨年ローンチしてから、140万ドルの収益があったとも語っている。

STATWING – 簡単にデータ分析を活用する

既存のほとんどのデータ分析ツール(特にSPSS)は、統計学者のために構築されている。そこで、Statwingは、難解な専門用語を扱わなくても、マーケッターやアナリストがもっと簡単にデータから情報を取れるツールを製作した。Statwingによると、ターゲットにしているユーザーは、数個のコアな機能しか必要としていない。同社が提供しているのは、その機能だという。ユーザーは数回クリックするだけで、希望のグラフを入手できるのだ。そしてそのデータは、会話調の英語でしかもワンセンテンスで要約される。

Statwingの詳細についてはこちら。
statwing

HIPTYPE – 電子書籍のためのGoogle Analytics

Hiptypeは、電子書籍の出版社が読者層やその読者がコンテンツにどのように反応しているのか把握するのに役立つ。同社は、読者の年齢や収入、居住地や、サンプルを読んでから購入して読み終えるまで、書籍の”煙突(funnel)”といったデータを提供する。書籍を入手した読者の居住地を示すヒートマップも用意している。

現在、Pearson EducationやKaplan、DKなど数百の出版社が1タイトルにつき1カ月最高99ドルまで支払い、分析に活用していると、Hiptypeは語る。また同社は、書籍内の広告を強化するために、そのデータを活用する計画をしている。

Hiptypeの詳細についてはこちら。

REGISTRYLOVE – ユニバーサルなブライダル登録所

RegistryLoveは、多数のストアを統合するブライダル登録所である。要は、顧客が希望しているものを全て所有している店舗はひとつもなさそうだから、他のサイトから登録内容をインポートしたり、ウェディングコンシェルジュとの相談を通じて一から作成することも可能である。同社はマーチャントまたは卸売業者から商品を調達し、アフィリエイト収入から収益を上げる。RegistryLoveは、非公開のベータ版ローンチ以降、週ごとに42パーセントずつユーザーを増やしている。

RegistryLoveの詳細についてはこちら。

VIROOL – ビデオ用のアドワーズ

Viroolはバイラルビデオの広告ネットワークで、モバイルやソーシャルネットワーク、ブログ上の広告によって、宣伝の手助けをする。同社は1分以上のビデオにターゲットを絞っており、最低45秒以上視聴された場合にのみ、広告主が料金を支払うことになっている。

同社によると、Colgateのような大ブランドを含む7,000以上の広告業者と協働しており、1カ月ごとに収益は倍増し、7月には24.6万ドルに上った。

Viroolの詳細についてはこちら。

CIRCULAR – 無制限スクロール、パースナライズされたニュース

Circularの創業者は、その困難さを次のように述べている : 「編集者は増えない、アルゴリズムは機能しない、ニュースの未来は現在のような形ではないだろう」。同社はその困難さに取り組むために、ユーザーがフォローしている人々や興味があるトピックに基づくコンテンツを無制限にスクロールできるフィードを提供している。ユーザーはすでに、1カ月当たり300万本の記事を読んでいる。

VIACYCLE – 自転車のためのZIPCAR

ViaCycleは、Zipcarがカーシェアリングのために構築したシステムと似ている自転車シェアリングのインフラを構築したいと考えている。電話やテキストメッセージ、ViaCycleのモバイルアプリを通じて、自転車の施錠と解錠を行える独自のハードウェアを製作した。(この記事のトップにある画像がその装置だ。) ViaCycleは始めに、アトランタ州ジョージア工科大学構内に40台の自転車を備えた。また、ジョージ・メイソン大学とGoogleの社員用自転車でパイロットケースをローンチした。

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QUICKLYCHAT – チームのための”プッシュトーク”ビデオ


QuicklyChatは、特別なビデオチャットを通じて、遠くに離れている小さなチーム同士のコラボレートに役立ちたいと考えている。ユーザーがデスクトップのソフトウェアをインストールすると、ソフトウェアがユーザーが通話可能かを確かめてくれる。同僚に赤・黄・緑の信号で、あなたの状態を知らせてくれるのである。言い換えれば、SkypeといったIMサービスのステータス表示を自動的にアップデートしてくれるバージョンなのである。だから、同僚が緊急のビデオチャットが必要で連絡したい時にはいつでも、今より気持ちよくチームメンバーにコールできるようにしてくれる。

200以上の企業がこのサービスを利用しており、今月、チャット数は毎日10パーセントずつ増え続けている。QuicklyChatの詳細についてはこちら。

KNOWMIA – クラウドソーシングによるビデオラーニング

Knowmiaは、Flip Videoの共同創業者による新しい教育プラットフォームである。教師はサイト上でビデオレッスンを検索・投稿の両方が利用できる。ソフトウェアが世界中からビデオレッスン選びを指南してくれる。また、教師により選ばれたビデオの”ミニコース”のローンチを計画している。現在、900人の教師による7,000本のレッスンが登録されている。週ごとに36パーセントずつ、トラフィックが増加しているそうである。

Knowmiaの詳細についてはこちら。

COINBASE – 簡単なBitcoinワレット

Coinbaseは、自身を「最も簡単なBitcoinの使い方」としてピッチをしている。創業者の話によると、問題はインターネットだけで使用できる通貨は、多くの人が利用するにはまだまだ難しくて、その多くがデスクトップベースである。しかしワレットがあると、ユーザーはEメールアドレスを持っている限り、Bitcoinでの支払いと受け取りができるのである。そして、携帯からでも支払うことが可能だ。オンラインのマーチャントは、Coinbaseのワレットを自社の決済システムと統合することが可能である。

MARKUPWAND – フォトショップをコードに変換する

Markupwandは、デザイナーのPhotoshopのファイルを実装するときに必要な時間とお金を削減したいと考えている。自分自身で何かをコード化したり、仕事をアウトソースするよりも、Photoshopのファイルをアップロードすると数分で、よく書けたクロスプラットフォームのコードを自動的に受け取れるようにするのである。創業者が語る究極の目標は、「ユーザーインターフェースの作成方法に革命を起こす」ことだそうだ。

Markupwandの詳細についてはこちら。

HEALTHY LABS – 慢性病とともに生きる人々のためのスタートアップ

Healthy Labsは、慢性病患者が助言や援助を受けられるソーシャルネットワーク構築を目指している。まず、クローン病や大腸炎を患う人々のサイトであるCrohnologyから始まった。Crohnologyまたは将来のHealthy Labsのネットワークに参加するためには、認定診断書がなければならない。

Crohnologyはまず100人のユーザーが参加したアルファテストで始まったが、その後、他の人を招待することが可能となった。ネットワークには1400人以上の患者が登録している。Healthy Labsの詳細についてはこちら。

VAYABLE – 他では味わえない旅行体験を提供するマーケットプレイス

Vayableが旅行者に提供するのは、世界中での体験を購入するチャンスだ。これは、一種の体験版Airbnbのようなものだ。これら体験がどのようにユニークなのか? このサイトで初期から販売されている商品のひとつに、フィジー島の大物との釣り旅行があった。創業者によると、「テンダーロインのアーティスト、ブロガー、キング、市長、ホームレスでも」、サイトでスモールビジネスを始めることができるそうだ。そしてすでに利益が上がっているそうだ。

Vayableの詳細についてはこちら。

TASTEMAKER – インテリアデザインを柔軟にする

Tastemakerはプロフェッショナルなホームデザインのためのマーケットプレイスを提供している。ユーザーはまず、彼らのテイスト、予算、配送に関する質問に答えて”見積依頼書”を提出する。次にデザイナーがデザインのアイデアや固定料金を提示してその仕事に入札するのである。その料金で実際に得られるものは、Tastemakerのデザインボックスで、図面や塗料見本、フロアープラン、ショッピングリストが含まれている。

Tastemakerによると、ローンチしてから9週間で、16のデザインの見積がユーザーによって提出されて、そのユーザーの内50パーセントが料金を支払う顧客になった。そんなに多くはないと思うかもしれないが、デザイン料は1万ドルになっている。Tastemakerはまた、このサービスが雇用される人の利益になるように、企業と交渉中である。

Tastemakerの詳細についてはこちら。

tastemaker design box

LIGHT TABLE – 新しいプログラミング環境

Light Tableのクリエーター、Chris Grangerは、今日の開発者は、「目隠しをした画家のように、暗闇の中で」開発していると言う。そこでGrangerは、ドキュメントへの簡単なアクセス、即時のフィードバック、ドラフトが表で見られるデザインといった機能を備えた、新しいソフトウェア開発の環境を構築しているのである。彼はKickstarterの7000人以上の支援者から31万6,000ドルを調達、Light Tableのプレイグラウンドの初代バージョンをローンチしたところだ。

CLEVER – 教育データ版Twilio

Cleverは、教育をより良くするためにTwilioのアプローチを導入しようとしているところだ。同社は学校の非公開データベースからデータを抽出し、数学を学ぶプラットフォームであるDreamBoxといった教育アプリの開発者がアクセス可能な標準APIに変換するのである。Cleverがローンチした時、YCのPaul Grahamはデモ・デーまでに40校に受け入れてもらえるよう、チームに要求した。すると、最初の月で65校が決まり、現在、1,000校でインストールされている。

Cleverの詳細についてはこちら。

Josh ConstineとKim-Mai Cutlerが追加報告を行った。

他にも、TechCrunchが選ぶYCデモ・デーのトップ10や、第1弾から第3弾までの紹介も読んでお気に入りのスタートアップを見つけて欲しい。:

  • 第1弾:BufferBox, Kippt, Airbrite, Amicus MicroEval, Vastrm, VoiceGem, 9gag, HubChilla, FundersClub, SpinPunch, Everyday.me, Double Robotics, SmartAsset, Submittable, Plivo Imgfave, Amicus
  • 第2弾:Flightfox, Mth Sense, Scoutzie, Instacart, Profig, Zapier, Coco Controller, Collections, Keychain Logistics, Parallel Universe, Survata, Sponsorfied, Filepicker.io, Referly, Rentio
  • 第3弾:GetGoing, Canopy Labs, Dreamforge, BigCalc, Easel, Kamcord, ReelSurfer, LeanMarket, TomoGuides, DataNitro, Eligible, Grid, HD Trade Services, TapIn, Tracks.by

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