[jp]YouTubeモバイル版もいいけどたまにはランク外の記事も――先週の記事ランキング(7/5〜7/11)

1. YouTubeモバイル版、HTML5化―ビデオ画質はネーティブ版をしのぐ(2010年7月8日)
2. 私が次のMacに欲しい3つのPC機能(2010年7月6日)
3. FaceTime、そしてAppleの巨大な統合メリットが始まりにすぎない理由(2010年7月5日)
4. 私が次のPCに欲しい3つのMac機能(2010年7月6日)
5. 「Apple広報は間違っている。Steve Jobsの『頭を冷やせ。たかが携帯』メールは本物だ」とBGRが断言(2010年7月6日)
6. Mac 対 PC ディベート、2つの視点(2010年7月6日)
7. Google Analytics、いよいよリアルタイム化か? まずはBloggerにてリアルタイムアクセス解析機能を提供開始(2010年7月5日)
8. Appleの世界制覇戦略をスライドで説き明かす-クラウドがさらなる飛躍を支える(2010年7月10日)
9. マイクロフトのページめくり特許が、Apple iBookを困らせるかもしれない(2010年7月9日)
10. 「客観報道」という偽善―ニュースには記者の意見がもっと必要だ(2010年7月9日)

ちょうど前回このコーナーで書いたアップル対グーグルについての話題が、先週もいくつかあった。タイトルからはパッと見はわからないが、トップの記事のYouTubeのモバイル版(英語版)がHTML5になったという記事がそれで、アップルが配布しているiPhone用のYouTubeアプリよりも、グーグルが開発したHTML5対応のウェブサイト版のYouTubeのほうがすぐれているというものだ。iPhone 4で実装された新しいテレビ電話機能FaceTimeの考察から、クラウドに向かうアップルの優位性について書かれた記事もあった。

毎週同じようなことを書いているけれども、デジタル機器を含めたクラウドサービスの戦いはいまのところは、グーグルとアップルが大きくリードしていて、今後もその競争は続いていくのだろう。当面はこれによってインターネット上のサービスもデジタル機器も新しいイノベーションが続いていくのに違いない、それはそれで楽しいのだけど、毎回同じ話題だとみんなも飽きてくるだろう。

なので、そんなにたくさん読まれなかったけれど、ビジネスのヒントを与えてくれそうな先週の記事をいくつかピックアップしていこう。

1つ目はモバイルに関する話題。モバイル上でアプリを開発者している人だったらモバイル開発者の意識調査の記事は読んでおかないとね。なんとなく日本にいるとスマートフォンはiPhone一色に感じるけれど、世界中のアンドロイド開発者の間ではAndroidのほうが人気みたいだとか、とはいえ圧倒的にアプリが多いのはiPhoneだとか、そういったことがわかる。日本のモバイルマーケットの特殊性はあるかもしれないけれど、世界を含めてモバイルは変革の時期だから開発者の意識ををつかんでおくことは大事なんじゃないかな。

2つ目はファッションの話題。個人的にはファッション系のメディアにいまだ決定打はないと思っている。それは国外も国内もなのだけど、雑誌を見渡せばあれだけの点数が出版されていて、なおかつ不況といえどもまだまだ広告は出稿されている。市場としては大きいと思うのに、インターネット上でこれだといえるファッションメディアがない。先週記事になったChicisimoもそんなファッションを対象にしたスタートアップによるメディアだけど、似たようなサイトはまだまだたくさんある。インターネットでのファッションメディアって何が必要な要素なのか――日本では小売とメディアを組み合わせて成功しているスタートトゥデイのような企業があるが、まだまだインターネット上で実験は続きそうだ。

3つ目は死に関する話題。先週紹介した1000Memoriesはなかなか素敵なアイデアだと思った。死にまつわる商売はなんとなく暗いものが多いので、インターネットのサービスでなにか商売しようと思う人は少なかったのではないかと思う(とはいえ、葬儀屋なんかは積極的に広告を出しているし、価格.comでは葬儀の比較なんかもしているけれど)。なので、1000Mmoriesの故人の存在や思い出をインターネット上で永遠なものにしようというアイデアは美しい。普段みんなが考えないようなこういったところにサービスのヒントは隠されているかもね(ビジネスとしてはまだ確立できてはいないけれど)。

TechCrunch Japanは知られざるこういった新しいビジネスを紹介するのが信条だから、たとえ読まれていなかったとしても、今後は気になったサービスなんかもフォローアップしていこうと思う。もちろん日本のおもしろいスタートアップを紹介したいので、われこそはというサービスを作っている人や知っている人はぜひ編集部までタレこんでほしい。