アーリーステージにおける投資家向け企業紹介資料の作り方

ryan_dogpatch_reasonably_small本記事はPolaris VenturesプリンシパルのRyan Spoon(@ryanspoon)による寄稿だ。氏はryanspoon.comのブログも展開している。

資本の増強を考えるとき、会社の製品、ビジョン、メンバー、および運営体制が、投資を呼び込むための最も大事なものとなる。ビジョンやプロダクトと比較すればピッチデッキ(訳注:投資家に見せるための企業資料)などは二の次のものだ。しかし投資家に自社の魅力を伝え、そして興味を一層かきたてる意味で、ピッチデッキもやはり重要なものではある。

多くの投資家が経験しているように、個人的にも毎月数百件のピッチ(訳注:投資を求める売り込み的会社説明)と接することになる。直接本人が資料を持ってきたり、あるいはメールのこともある。PowerPointによるプレゼン資料形式になっていることもあれば、詳細にビジネスプランを記したものもある。こうしたピッチデッキを作成するにあたって、気をつけておきたいことが2点ある。

– 明快なものであること:要点がわかりやすくまとまった短いものであることが望ましい(直接説明する場合も、メールの場合も、その他の場合も同様だ)。

– 全容を示していること:現在の状況と将来のビジョンとを繋ぐ道筋をきちんと説明するものであること。

これを頭に置きつつ、ここ数年で受け取ることとなったピッチを振り返ってみた(良いものも悪いものもあった)。また、Airbnb、Foursquare、あるいはMint等、成功をおさめた企業の公開されているピッチとも比較をしてみた。そこからアーリーステージにおけるピッチデッキを作成するための指針を抜き出そうとしてみたわけだ。シードラウンド、ないしシリーズAの資金調達を目指す企業を主な対象としている。

コアテーマとして次の5つを取り上げている。そのそれぞれについて資料中で検討しているのでプレゼンテーション資料を見てみて欲しい。

  1. 練りに練った1行表現を用意しよう(Have a great one-liner)
  2. 聞き手の関心対象を意識しておこう(Know your audience)
  3. スライドの枚数は10枚ないし15枚(Keep it to 10-15 slides)
  4. デモにあたって注意すべきこと(Beware of the demo)
  5. ピッチデッキが自分の手を離れて広がっていくことも考えておこう(Expect the deck to be shared)

ストーリーと、説明時に行う会話こそが重要なのであって、資料中の画像や色具合などが重要なわけではないことも気にとめておこう。あなた(従業員や顧客なども含まれるかもしれない)が自分の会社に持っている期待感をきちんと伝えることができれば、それはすなわちパワフルなピッチデッキができあがったということになるのだ。

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(翻訳:Maeda, H)