タブレットが変えるビジネス情報収集
編集部注:Mitch LazarはTaptuのCEO。CNN and Cartoon Network Mobileを設立した。元CNNのジャーナリストで、CNN.comの共同ファウンダーの一人でもある。Taptu入社前、MitchはYahoo! Mobile Europeの責任者だった。
勝負を把握し市場勢力を理解することは、近代ビジネスの世界を勝ち抜くための必須条件だ。一歩先を行くための重大な要素の一つが、市場のライバルたちを監視することであり、そのためには業界のニュースに目を配る必要がある。高価なニュース監視サービスに頼る会社もあるが、じつはもっと身近な方法がある。最近のFlipboard、Pulseなどのタブレット用ニュース・情報サービスは、経営者やコンサルタントが業界の最新情報に乗り遅れないための素晴らしき相棒として認知されつつある。
FuzeboxのCEO、Jeff Cavinsが最近Business Insiderに、タブレット・コンピューターの急速な普及が、彼が言うところの「iPad経済」の成長を加速させている、と書いている。Cavinsいわく「iPadは、企業の機能のあり方をシフトし、経営者のやりとりの方法を変え、こんにちの企業運営の経済を転換しつつある」
このiPad経済は、世界中で起こりつつある現実であり、企業は自らの成功のためにエンタープライズ・アプリに目を向け始めている。単純なRSSリーダーが、様々な情報ソースのコンテンツの複数のストリームを1本に凝縮し、利用者が多様なコンテンツを一箇所で見られるようにする。RSSリーダーを超える革新的検索技術を使って、ニュース収集をさらに簡単にするアプリケーションもあり、高度にターゲットされた情報による濃密なストリームをビジネスユーザーに届ける ― 規模の大小にかかわらず企業にとって極めて重要な財産である。
より良い検索とフィルタリングは本質的時間節約をもたらす
改善された検索およびフィルタリング技術によって、企業がウェブ監視サービスを簡単に作れるようになった。Google NewsとGoogle Alertsは、初期の正しい方向だが、日々ニュースを追跡する人たちは、これらのサービスが必ずしも自分の必要としているニュースを与えてくれないことを知っている。
タブレットが主要な閲覧手段として採用されるようになったことで、リアルタイムのターゲットされたニュース体験には、膨大なチャンスが訪れた。例えば Ziteというアプリは2011年にCNNに買収されたが、ユーザーの関心事を、読んだ記事通じて学習し、得られた好みに基づいて関連コンテンツを提供する。ニュースリーダーアプリは、キーワードに基づいてユーザー独自のコンテンツ・ストリームを作り、あらゆるジャンルのコンテンツの話題に関する分析を提供することで、変化し続けるビジネスの世界で、常に最新情報を与えてくれる。
最近では、Waviiなどの革新的なサービスが、さらにパーソナル化を進めた方法でニュースを集めている。この分野が成熟するにつれ、いっそう洗練された技術がタブレットに出現するのを見ることが出来るに違いない。
フィルタリングと検索のアプリを活用することで、タブレットはニュースの配信、消費の方法を変えようとしている。一旦ストリームができてしまえば、それを会社全体や同僚の間で共有できるので、一から作り直す必要がないことが何よりである。
ジェスチャー方式の情報消費が効率を高める
効率を追求するべくニュースリーダーは、利用者がわずかの時間に何百もの記事を眺め、すぐに最も重要な記事を掘り下げる機会を与える。ニュースリーダー・サービスはすべての重労働を引き受け、利用者の関心にあった記事を集約し、記事を探すよりも気になる記事を読むのに費やす時間を増やしてくれる。Evernoteが利用者の日々の考え、アイディアを一箇所にまとめるように、ニュースリーダーは、あらゆる興味ある分野で起きていることを追跡し要約する。
効率を高めるだけでなく、ニュースリーダーを使えば、興味ある記事をコミュニティや同僚や友達の間で共有するのも簡単になる。ブログやニュースサイトにはそれぞれ、話題を友達と共に楽しむための手段が用意されているが、ユーザーにとっては必ずしも便利ではない。タブレット・アプリは共有を簡単にしつつ、元記事へのトラフィックを促進する。
ブックマークでフォローアップを簡単に
毎日大量の記事を閲覧していると、ひとたび読み終わると重要なものを記録したり、記事にしるしを付けることが難しくなることが多い。PocketやInstapaperのような簡単なアプリ内ブックマーキングツールを使えば、興味あるニュース記事に戻るのが簡単になるので、体験全体が改善される。ブックマークを使って自分専用のプレイリストを作ることも、そのリストを同僚と共有することも直感的で簡単にでき、グループ共同作業の財産にもなる。
アプリは山ほどあるが、ビジネスの世界に変化をもたらす可能性があるのは、生産性、効率、および知識共有を改善するアプリだ。大海と化したアプリマーケットでそうした逸品を発見し活用することは容易ではない。ニュースリーダーのようなアプリは、企業にとって不可欠なツールを提供し、それぞれの分野で勝ち抜くのに役立つ付加価値を与えることで、他との差別化を図っている。
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(翻訳:Nob Takahashi)


