Let's AppはAndroidアプリを端末同士で交換するアプリ
スマートフォンにどんなアプリを入れたらいいのかというのはTechCrunch Japan読者にとってみれば、あまり大した問題ではないのかもしれない。それはたくさんの情報を取捨選択した上で、自分が使ってみたいアプリを選別できるだけの知識があるからだ。一方でスマートフォンユーザーの拡大によって、どんなアプリを使っていいのかと悩むユーザーも増えてきているのも確かなことである。Androidに関して言えば現在Google Playには60万本のアプリが登録されていて、その中から自分が使ってみたいと思うものを探し出すのは結構な作業である。そういった作業を喜んでやりたいというユーザーばかりではないということだ。

そういうユーザーのために各キャリアが独自にアプリをセレクトしたポータルだとかストアを用意しているわけだし、そうでなくてもアプリを紹介するサイトなんかも数多く存在している。ただ、一番アプリを使ってみたいと思わせるのは、友人や知り合いからの口コミである。実際、「このアプリ面白いよ」と友人から勧められると使ってみたくなるのは、アプリを数多く使っているような読者のような人でも同じだろう。
とはいえ、友人から教えてもらってもGoogle Playなどでキーワードで検索しても見つけられないこともある。それは、綴りが間違っていたりだとか、記憶違いだったりとか、そういった類の問題だ。そこでLet’s Appの登場だ。NECビッグローブが開発したこのAndroidアプリは、自分の端末に入っているアプリを、ガラケー時代の赤外線通信での連絡先交換のような感覚で、相手に送れるというものだ。
Let’s Appでは実際には赤外線通信やBluetoothのような近距離通信を使うわけではない。BumpやLINEのふるふるのように、Let’s Appをインストールしている近接の端末同士を見つけ出して、実際には携帯の回線やWi-Fiを通じて通信することになる。ただ、そのインターフェイスは実際に端末から端末へ目の前でアプリが送られるように作りこまれている(下ビデオ)。アプリを受け取ったユーザーは実際にはアプリの情報を受け取っているだけなので、Google Playに行ってダウンロードしなければ、端末にはインストールされない。
Let’s Appはこういった直接のアプリの受け渡しだけではなくて、Facebookとの連携で自分が友達に教えたいアプリをウォールに投稿することによって広めるといったこもできるようになっている。
実はNECビッグローブはandronaviというAndroidアプリの紹介サイトを運営しているのだが、冒頭でも述べたようにそういったサイトにリーチしないようなユーザーに対して、アプリを流通させるための方法を考えてこのアプリをリリースしている。2012年度内に50万ダウンロードを目指すとしているが、andronaviといったメディア以外にもアプリの流通をおさえることで新たな広告ビジネスを今後は展開していくことになるのだろう。なお、Let’s Appを開発したNECビッグローブ andronaviプロジェクトの瀬川友輔氏によれば現在はAndroid版のみだが将来的にはAndoridからiPhoneなどプラットフォームが異なる者どうしでも、同じアプリがリリースされてれば、それをやりとりできるようなことも視野にいれていきたいとのことだった。


