3年以内にはスマートフォン経由の流通総額は全体の5割を超える――楽天の第2四半期決算

楽天ロゴ今日の楽天の第2四半期決算発表で、同社は楽天市場でのスマートフォン経由での流通総額がフィーチャーフォン経由の流通総額を逆転したことを明らかにしている。実際の流通額は明らかにされていないが、アナリストからの質問に答える形で楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「われわれの流通総額の4分の1がモバイル経由のもので、そのうち半分以上が不マートフォン経由だ。スマートフォンは著しく急激な勢いで成長している。3年以内にはスマートフォン経由の流通総額が全体の50パーセントを超えてくるのではないかと思う」と語っている。

ヤフーも今期の決算発表でショッピングの流通総額の10パーセント近くがスマートフォン経由であることを明らかにしているので、楽天の割合は同等かそれ以上の数字ということになるのだろう。ただ、3年以内に流通総額の50パーセントがスマートフォンとなるのだとしたら、ECの分野で大きなプラットフォームの変化が起こることになるのかもしれない。

7月19日に開始された注目のKoboについては、現在のところの出荷台数やコンテンツダウンロード数などの具体的な数字は明らかにしていないが、ARPUがほかの国に比べて日本は4倍あり、日本のユーザーはコンテンツに高い金額を払っていうことを触れていた。三木谷氏は今後もデジタルコンテンツは重要なプロダクトとして位置づけていてる。楽天はデジタルコンテンツ分野ではKoboに続いてこの6月にはスペインの動画配信サービスのWuaki.TVを買収している。

このほか海外子会社のEC流通総額も前年同期比で44.6パーセントの伸びがあると発表している。特に楽天市場モデルのマーケットプレイスが前年同期比で73パーセントの高い伸びを示しているということだ(ただし、利益面ではPlay.com、Koboなど新規連結によってさらに減少していることから、海外事業の一部は利益を出してないものと思われる)。

楽天の2012年度第2四半期の数字は以下のとおり。

連結:
売上高:1,018億2,100万円(前年同期比+12.2%) 営業利益:180億4,200万円(前年同期比+26.0%)

インターネットサービスセグメント(楽天市場・楽天トラベル・海外ECなど)
売上高:624億8,900万円(前年同期比+22.5%) セグメント利益:145億5400万円(前年同期比-4.5%)

インターネット金融セグメント(カード、銀行、証券など)
売上高:374億7800万円(前年同期比+4.6%) セグメント利益:58億2,100万円(前年同期比12倍)

その他セグメント
売上高:92億900万円(前年同期比-1.5%) セグメント利益:10億2,000万円(前年同期比+49.0%)