[更新]大恋愛の末、今に至った——リブセンスが越境・CtoCコマースを展開するwajaを子会社化

左からリブセンス代表取締役社長の太一氏、waja代表取締役会長兼CEOの小安光司氏、代表取締役社長兼COOの村田高宗氏

リブセンスは3月25日、wajaの発行済株式の71.7%を取得して子会社することを発表した。

wajaは自社にフルフィルメント機能を持ち、CtoC・越境ECの「waja」のほか、アウトレット通販サイト「REASON」や中古品の売買で寄付できる「FASHION CHARITY PROJECT」を展開。主力事業であるwajaは2006年にスタート。現在世界60カ国のバイヤーが現地で仕入れた商品を販売する。取り扱いブランドは約2300種類。売買成立時や補完などで課金をしているが、平均での手数料は売上の25%程度だそうだ。

取得株式は429個。議決権ベースで71.7%。取得額は3億9300万円。既存株主のうち、アント・リード・グローバル投資事業有限責任組合、アント・リード2号投資事業有限責任組合、サンブリッジコーポレーションなどベンチャーキャピタルの株式を移管するかたちとなる。waja代表取締役会長兼CEOの小安光司氏、代表取締役社長兼COOの村田高宗氏は株式を手放さない。「イグジットという意識は全くない」(小安氏)「(業績面で)困っている訳ではない。救済のイメージは一切ない」(村田氏)

本日スタートトゥデイによる買収が発表されたアラタナなどに出資しているリブセンスだが、M&Aはこれが初めて。リブセンス代表取締役社長の村上太一氏は、「wajaは2007年頃から気になっていたサービス。今回はファンドが株式を手放すということで子会社化したが、大恋愛の末に今に至ったようなもの」と語る。

2014年9月期のwajaの業績は売上高4億5600万円、経常利益6100万円、純利益5400万円。黒字化は達成しているが、課題となるのは集客力だという。「越境EC市場のポテンシャルは大きく、waja自体ヘビーなユーザーを持っている。広告やSEOも組み合わせて本当に大きなサイトを作れるのではないか」(村上氏)、「マーケティング面での弱さは認識していた。株を持ってもらうことで事業が加速する」(小安氏)とのこと。

ちなみに村上氏に今後のM&Aの方針についても尋ねたのだけれど、実はすでに興味のある会社を30社近くリストアップしているそう。