GMがオール電化のChevy Boltシリーズ2モデルを発表、ハンズフリー・アクティブドライバー支援システムを搭載
GM(ゼネラル・モーターズ)は米国時間8月26日、2つのバージョンのオール電化のChevy Bolt(シボレーボルト)シリーズを発表した。 2017年に電気自動車市場に参入した同社は、Tesla(テスラ)のModel 3から売り上げを奪い取ろうとしている。
フル充電で238マイル(約380km)の航続距離性能を備えた全電気式ハッチバックとして登場したボルトEVだったが、ここ数年は航続距離がさらに延びたにもかかわらず、Tesla Model 3に後れを取っている。現在GMは、ボルトEVの改良版とクロスオーバー車の改良版を来年夏に発売する準備を進めている。同社によると、どちらの車も2021年夏には生産を開始する予定だ。現在、ショートクリップを含むティーザーサイトが公開されている。
GMは今春のEVデーに新型のボルトEVとボルトEUVの詳細を発表し、本日同社はプロフィールを見せるためにベールを外したわけだ。
新型ボルトEUVで注目すべき点は、LIDAR用地図データ、高精度GPS、カメラ、レーダーセンサーを組み合わせて使用するGMのハンズフリー・アクティブドライバー支援システムであるSuper Cruise(スーパークルーズ)と、ハンドルの後ろにいる人が注意を払っているかどうかを監視する「ドライバーアテンションシステム」が搭載される点だ。
スーパークルーズは現在市場に出回っているものの中では最も有能な部類に入ると思われるが、搭載されているのはCadillac(キャデラック)の数車種に限られている。GMが2017年にスーパークルーズを発売した当時は、大型セダン「CT 6」の1車種に限定されていたほか、専用道路のある高速道路での使用に限られてきた。GMはこれを徐々にほかのキャデラック車にも展開しており、いずれはほかのブランドにも拡大するとしている。
画像クレジット:GM/ Photo by Steve Fecht
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(翻訳:TechCrunch Japan)