Spotifyがポッドキャストのタイムスタンプ付き共有など新しいソーシャルシェア機能を追加

Spotify(スポティファイ)は先日のFacebook(フェイスブック)とのパートナーシップ拡大に続き、米国時間5月10日朝、音楽やポッドキャストを含むSpotifyコンテンツをソーシャルメディアでシェアする方法を拡大する新しい共有機能を発表した。その一環として、ループ再生される短いビジュアルアートをトラックに加えることができる「Canvas」機能が改良される。また、ユーザーがポッドキャストのエピソードの中で特定の瞬間を聴けるよう、タイムスタンプ付きのリンクを共有できるようになる。
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これまではポッドキャストのエピソードを共有したい場合、ユーザーはエピソード全体へのリンクしか投稿できなかった。しかし、人々がエピソードの特定の部分についてコメントしたり取り上げたいと思うことはよくある。そこで、番組を聴いているときに特定の時点で「share(共有)」ボタンをタップした後「switch to share(共有スイッチ)」機能を使うことでユーザーはそれができるようになった。
これは、番組を一時停止した時点でのタイムスタンプから共有できるようにするトグルスイッチだ。これをオンにすると、Instagram(インスタグラム)、Facebook(ストーリーズまたはフィード)、Snapchat(スナップチャット)、Twitter(ツイッター)、WhatsApp(ワッツアップ)、SMSなど、共有先を選択できる。

画像クレジット:Spotify
この機能は、ポッドキャストのマーケティングにも利用できる可能性がある。通常、ポッドキャストのクリエイターは最新のエピソードからおもしろそうなクリップを選び、そのエピソードへのリンクを含めて投稿する。しかしSpotifyの新機能を使えば、特定の部分を聴くように誘い込み、それによって続きを聴きたいと思わせることができるかもしれない。ユーザーはそうしてSpotifyアプリにアクセスしたことで、そのポッドキャストをフォローする可能性もある。すべての人がSpotifyを利用しているわけではないので、他のマーケティングに取って代わるものではないかもしれないが、クリエイターの既存のプロモーション活動を補完する便利なツールとなるだろう。
一方、Canvas機能のアップデートはより小さな改善となっている。今回のアップデートにより、ユーザーはInstagramストーリーズとさらにSnapchatでソーシャルシェアをプレビューし、どのように表示されるか確認できるようになった。これまで、CanvasアートはInstagramストーリーズにしかシェアできなかった。
Spotifyは、パンデミックの間はコンサートやファンイベントの開催が中止されたこともあり、ソーシャルシェア機能がサービスを利用する上でより重要な要素となったと指摘している。アーティストやクリエイターはファンと関わりたいと思っているが、それをリモート・デジタルで行わなければならなかった。またファンは、コンテンツをSNSに投稿することにより、お気に入りのクリエイターを他の人たちも発見できるようにサポートしたいと考えている。
この新しい共有機能は、ソーシャルメディアでの配信拡大に向けたSpotifyの大きな投資の一環だ。同社は最近ではFacebookと提携して「Project Boombox」と呼ばれる機能を立ち上げている。Facebookは2021年4月、Spotifyの音楽やポッドキャストをFacebookアプリからストリーミングできる新しいミニプレイヤーを導入した。これによりユーザーは、Spotifyの音楽やポッドキャストをバックグラウンドで再生し、Facebookをスクロールしながら聴くことができる。だが今回の新機能が示しているように、SpotifyはFacebookとの提携にとどまらず、他のプラットフォームでの共有を容易にするための取り組みを続けている。
Spotifyによると、この新機能はiOSとAndroidの両方で世界中のユーザーに提供開始された。
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(文:Sarah Perez、翻訳:Aya Nakazato)


